子育て中のイライラ解消! 意見の違いや腹が立ったときにうまく伝える方法

子育てが始まると、夫婦喧嘩が増えると言われます。子育てについてのやり方や子育ての際の意見の違いが浮き彫りになるのでしょうか。家族だと思うと甘えが出るのか、思いや意見をうまく言えない…そんな人もいるかもしれません。意見の違いや腹が立ったときに相手にうまく気持ちを伝える方法をご紹介します。

諦めてしまったら溝は深まるばかり

夫婦は、もともと他人同士。育てってきた環境が違うので、価値観だって異なります。子育てを始めると、そんな価値観の違いが目立ってきます。そのため、夫婦喧嘩も増えるのだとか。夫婦喧嘩をしても「夫があまり話を聞いてくれない」「会話がズレていて、話してもムダ」など、コミュニケーションをとることさえ、億劫になっている人もいるようです。でも、一緒に暮らしているのですから、コミュニケーションは必須。まして、子育ては夫婦で協力してやること。コミュニケーションをとって、二人で動いていかないと何の進展もありません。

でも、喧嘩を売るのも得策ではありません。子どもがいる場合は、とくに気をつけたいところです。子どもにとって、親は最初に触れる大人。子どもは親から社会性や道徳、コミュニケーションなどを学んでいきます。親同士が罵りあって喧嘩をしていたら、そこから子どもは何を学べばいいのでしょうか。また、両親の喧嘩は子どもを悲しくさせたり、気持ちを不安定にさせてしまいます。子どもの健やかな成長のためにも、喧嘩はせず、うまく気持ちを伝えることで、イライラを穏やかに解消できるといいですね。

うまく気持ちを伝える方法とは?

腹が立ったときは、つい感情的になってしまいがち。しかし、うまく気持ちを伝えるためには、感情的にならないことが大事です。感情的にならないために、どんな心構えが必要なのでしょうか。

・冷静に言葉を選んで話す。

感情にまかせてしまうと論点がブレてしまうこともあります。冷静に話すためには、自分自身もひと呼吸おくと、暴言なども防げます。

・「あなたは…」と相手を責めない。

「私は…」と自分の思いを伝える。攻撃的な気持ちを抑えられます。

・過去のことまで言い出さない。

過去のことまで言い出すと現在見つめるべき論点から外れてしまうことも。またそれによって、感情や怒りがヒートアップしてしまうことにもつながります。

・焦点を絞って話し合う。

相手に何を求めているのか、どうして欲しいのか、どうしたいのかなど、不満をただぶつけるのではなく、一番伝えたいことにポイントを置いて話すことで、相手に伝わりやすくなります。

相手との関係をよりよくするために、気持ちを伝えるのであって、喧嘩するためではないことを忘れずに。うまく伝える方法は、怒りを自分でコントロールする術でもあります。子育てにも、とても役に立ちます。

参考:「「感情美人」になれる7つの扉」 柊 りおん 著(光文社)

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