【子どものスマホ】中学生でも安心して使えるスマホ利用の家庭ルール

今や多くの中学生が持つスマートフォン。「周囲が持ち始めたからしかたなく…」というご家庭もあると思いますが、なかには塾や習い事が忙しく、家族間での重要な連絡ツールになっているというご家庭もあると思います。各家庭でしっかりとスマホ利用のルールを設定し、トラブルを避けましょう。

親子間でのトラブルは、スマホのせいでけじめがなくなることから起こる

子どもがスマホを持ったせいで親子での言い合いが増えてしまった…ということの主な原因は、子どもがスマホに夢中になり、やるべきことができなくなってしまうことです。スマホでできる遊びや読み物は非常に多く、いくらでも時間をつぶすことができてしまいます。そのため、「もうそろそろやめて勉強しよう」とけじめをつけて使うことができなくなってしまうのです。もちろん、スマホのやりすぎで視力や姿勢が悪くなることや、学習がおろそかになることも問題。しかしそれらはすべて「けじめをつけて行動する」ことで解決できるはずです。

子どもの生活からスマホを切り離せる時間を作る

けじめをつけてスマホを利用するには、ルールとしてスマホを手にしない時間をつくり、それを習慣づけすることが重要。

【スマホ利用のルールの例】
・食事の時間は手に持たない
・夜●時以降は利用しない
・スマホを使わない間は特定のテーブルやカウンタースペースに置いておく
・自宅での学習の間は勉強机の上には置かない、きりのいいところまではメッセージが入っても見ない

こういったルールは「スマホを持つ条件」として、最初に約束すること。また、大人もできるだけ子どもと同じ条件でスマホを使うことが重要です。また、すべてがすべてを親から押し付ける形になっては、子どもも窮屈になり、隠れてスマホを使うようになってしまう危険性もあります。細かな部分については、子どもが自分自身で考えて決めさせましょう。

罰としてスマホを取り上げる、隠す…は避けるべき

「ルールを守らなかったから」といって、罰としてスマホを取り上げたり、使えないよう隠したりしてしまうことは、あまりおすすめできません。「なぜ自分は罰をうけるようなことになったのか」と反省できればいいのですが、スマホを取り上げられたことに対する怒りや大人への反抗心で頭がいっぱいになってしまうのです。あるいは、取り上げられたスマホをやっきになって探し始めるかもしれません。

保護者のかたからすれば、罰として子どもからスマホを取り上げるのは「手っ取り早い」かもしれません。ですが、それでは根本的な問題解決にはなりません。根気強く話をし、今後どう行動するべきかの結論を導き出すようにしましょう。自分で考え決めることが、大人になってのけじめある行動にもつながりますよ。

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