スマホを子どもに与える前に決めておきたい子どもとの約束事

 依存症やSNSいじめ、高額請求など、子どもが巻き込まれる可能性のあるスマホトラブルはたくさんあります。子どもにスマホとの上手な付き合い方を身につけさせるには、最初が肝心です。スマホを買い与える前に決めておきたい子どもとの約束事についてまとめました。

きっちりと利用時間を決める

 無制限にスマホを使わせると、勉強や睡眠時間を削ってスマホをいじったり、食事中にもスマホを見たり…ということになりかねません。持たせる際には、「19時〜21時の間だけ」というように利用時間をきっちりと決めておくと安心です。

夜間は親の手元に置いておく

 子どもが自分のふとんの中でスマホを触れる状態にしておくと、深夜に他人と連絡を取り合ったり、親が見ていないところで有害サイトにアクセスしたりといった可能性があります。夜間は親に預ける習慣をつけさせたいですね。

SNSに個人情報をのせない

 住所や電話番号などの個人情報を絶対にSNSにのせてはいけないということをよく言い聞かせましょう。一度ネット上に広まった情報は、完全に削除することができません。顔写真も不特定多数の人が見る場所には掲載してはいけません。また、「今○○にいる」など、現在地をのせることも危険があるということを教えておきたいですね。

知らない人と連絡をとらない

 スマホを持っていると、知らない人から連絡がくることがあるかもしれません。そんなときは、無視をするのが一番です。何かあれば必ず報告するようにと約束させましょう。

アプリを勝手にダウンロードしない

 スマホには無料のものから有料のものまで、無数のアプリがあります。子どもが自由にアプリをダウンロードできる状態にしておくと、高額請求につながるほか、有害な情報を目にしてしまう危険性が高くなります。勝手にアプリをダウンロードできない設定にしておきましょう。また何かアプリをダウンロードをしたいときには、必ず親に確認するように約束しておきましょう。

一度よくないスマホの習慣がついてしまってからだと、それを変えることはなかなか難しいもの。子どもがスマホに慣れていく段階で、自然と正しい使い方ができるよう、しっかり約束を決めておくことをおすすめします。なぜ約束が必要なのか、そんなところも説明しながら、子どもが安心してスマホを使える環境を整えてあげたいですね。

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