子育てに迷ったら読んでみよう! オススメ育児本5選

 子育てに迷ったとき、インターネットで情報を検索するのもよいのですが、ときにはゆっくりと育児本を手に取ってみてはいかがでしょうか。専門家や育児経験者の知恵が詰まった育児本は、具体的なアドバイスをくれたり、勇気付けてくれたりと、心強い存在になってくれることが少なくありません。特にオススメの5冊をご紹介します!

『定本育児の百科』《全3冊セット》

岩波書店 著:松田道雄 3,000円+税

 1967年の初版刊行以後、長い間育児本の定番として親しまれてきました。親御さんからこの本をすすめられる保護者のかたも多いようです。小児科医の著者が専門的な観点から発達を追って育児のイロハを説明します。「少しくらいずぼらでもいい」といった著者のメッセージに勇気付けられるかたも多いことでしょう。上巻(5ヵ月まで)、中巻(5ヵ月から1歳6ヵ月まで)、下巻(1歳6ヵ月から)の3冊セットです。

『はじめて出会う育児の百科 0~6歳』

小学館 著:汐見稔幸/榊原洋一/中川信子 3,800円+税

 教育学者、小児科医、言語聴覚士の3名の著者が、言葉や心の発達について月齢・年齢ごとに6歳まで詳細に解説した育児書です。子どもが育っていく姿が温かみのある文章で具体的に説明されており、読み物としても楽しめるでしょう。816ページの大型本ですので、お子さまの成長に沿って少しずつ読み進めていけば、きっと心強い相談相手になってくれるに違いありません。

『子どもが育つ魔法の言葉』

PHP研究所 著:ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス 552円+税

 世界37ヵ国で愛読され、日本でも150万部を超えるベストセラーとなった本です。「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」「見つめてあげれば、子どもは、がんばり屋になる」「認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる」など、子育ての不安を解消する“魔法”の言葉が述べられています。シンプルですが心に染み入るメッセージがいっぱいですので、子育てに迷ったときにぜひ手に取ってほしい1冊です。

『子どもへのまなざし』

福音館書店 著:佐々木正美 画:山脇百合子 1,700円+税

 児童精神科医の著者が、臨床経験を踏まえて乳幼児期の育児の大切さを語ります。この時期に母親と過ごす時間の大切さについて、子どもの気持ちに寄り添って述べられています。子育てのテクニックというよりは、子どもと接する際の心の持ち方の基本が理解できるはずです。同書のメッセージに共感したら、『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』も、ぜひ手に取ってみてください。

『はじめてママ&パパの育児』

主婦の友社 著:五十嵐隆 1,300円+税

 写真やイラストがいっぱいで、とにかく見やすい! 「おっぱい足りてる?」「体重が増えない」「熱性けいれんになったら?」「事故を予防するには?」など、初めてのママやパパが赤ちゃんの育児について知りたいことが網羅されています。同シリーズの『はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア』『はじめてママ&パパの離乳食』なども人気です。

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