【パパに赤ちゃんとの留守番をお願いしてみよう その2】0歳児の赤ちゃんと留守番

 パパと赤ちゃんがふたりきりで過ごせるようになれば、メリットはたくさん。では、パパに0歳児とのお留守番を任せたい場合は、何をどんなふうにお願いすればいいのでしょうか。パパが赤ちゃんに「また一緒にお留守番しようね」と思えるような、そんな時間を過ごしてもらえるよう、ママがちょっとした工夫をしてあげるといいですね。苦労をわかってもらうには、まず楽しさもわかってもらう。それが一番の早道です。この記事では、0歳児の赤ちゃんの場合をご説明します。

初めてのお留守番は授乳と授乳の間、1~2時間からチャレンジ

 おなかが空いた赤ちゃんをなだめながら授乳の準備。ママは赤ちゃんが生まれた直後から行ってきたことですが、パパはそうではありません。経験のない人にとっては、ちょっとしたパニックに陥るくらい大変なことです。だって赤ちゃんが泣いているんだから!と。多少赤ちゃんが泣いても問題ないのですが、そんなふうには思えないのです。

ですから、まずは赤ちゃんがおなかいっぱいのときに預け、授乳に関することは別の機会に。しっかり母乳やミルクを飲ませてから、ママだけ1~2時間のお出かけをしてみてください。いきなり「連絡しても戻れないよ」と突き放すより、何かあったら連絡してね、とパパの緊張をほぐすことが大切です。

お留守番は、可能であれば月齢の低いうちからお願いしてみましょう。そのほうがあまり「ママがいい!」が強くない場合が多いため、スムーズにふたりの時間に馴染むことができます。赤ちゃんがお昼寝しやすいのもメリットのひとつです。

ふたりでお留守番のための準備

 パパと赤ちゃんのお留守番にチャレンジしてもらうその日のために、少し練習しておく必要もあります。まずはオムツ替え、ミルクの場合はミルクの作り方などです。ただし、最初のうちはオムツかぶれなどのトラブルがあるときのお留守番は避けておきましょう。

パパにも徐々にトラブルに慣れてもらう必要はありますが、慣れるまではできるだけ気楽にお留守番できるようにします。着替え、おやつや離乳食についても徐々に対応できるよう、何度か説明してみてください。一度伝えたからといって覚えられるわけでもなく、知っていても本当にそのときになったら思い出せない場合もあります。それでもパパを責めたりしないで。思いのほかパパも緊張するかもしれないのです。

最初はママも大変かも…それでも、この先のことを考えてチャレンジ

 お留守番チャレンジは、最初からうまくはいきません。すぐに電話がかかってきたり、ギブアップしたりするパパもいるかも。ですが、パパはママより育児のスタートが遅いということは十分理解しておきましょう。先輩のアドバイスはどんな世界でも必要です。

あれこれ準備も練習も必要、そんなに大変ならお留守番なんてしてもらわなくても…と思うかもしれませんが、パパも赤ちゃんとの過ごし方はどんどん上手になります。それまでは、ふたりの時間を楽しんでもらえるのが先。「どれくらい大変かをわかってもらう」という気持ちになるのも理解できますが、パパも「もういやだ」という気持ちになってしまったらやはり協力しにくくなってしまいます。

「ママのやり方」と「パパのやり方」は多少違うかもしれません。それでも、赤ちゃんが元気なら問題ないのです。結果がよければ工程の違いは大目に見ましょう。パパなりの工夫に、新しい発見があるかもしれません。遊びのルール・しつけについては、赤ちゃんが混乱しないよう一貫性をもたせられるよう、話し合いをしてみてください。

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