【パパに赤ちゃんとの留守番をお願いしてみよう その1】お願いするメリット

 月齢の低い赤ちゃんは、ママなしではなかなか長い時間を過ごすことができません。ですが、このままママが必ずいる環境が続くとも限らない…。何かあったときのためにも、パパに赤ちゃんとふたりの時間を過ごせるようになってもらいましょう。パパに赤ちゃんとのお留守番をお願いするのです。もちろん、「何かあったときのため」以外にもたくさんのメリットがありますよ。

いままでうまく伝わらなかったことが伝わるようになる

 パパと赤ちゃんがふたりきりで過ごせるようになることで、パパと赤ちゃんの関係はより密接になり、いいものになります。さらには夫婦関係の改善も期待できます。育児を通じて、どうしてもパパへのちょっとした愚痴が出るようになってしまっていませんか? 愚痴が出てしまう原因の多くは、パパがママの気持ちを理解できないことから生じる行き違いです。パパはママとまったく同じ生活をしているわけではありませんから、これは当たり前のこと。ふたりきりのお留守番は、ママの生活の一部を経験する非常にいい機会になるのです。

赤ちゃんとのやりとりを通じてママの考えていることがよく理解できるようになり、パパにとっては「なぜママはイライラしているのだろう?」「どうして最近ケンカが増えてしまうのだろう?」ということの答えがみつかりやすくなります。もちろん、産後疲れてしまっているママにママだけの時間を提供できることでも、夫婦関係はよくなるでしょう。パパとママが仲良しなのは、空気を察しやすい赤ちゃんにとても好ましいことです。

パパにとってとても悲しい「パパイヤイヤ期」がなくなるかも

 個人差は大きいのですが、赤ちゃんにはパパのことが突然すごくイヤになってしまうときが来る場合があります。パパイヤイヤ期はパパが特に何か変わったわけでなくても訪れるので、とても悲しいと感じるパパが多いようです…できれば避けたいですよね。ですが、人見知りを始める月齢の赤ちゃんから、もう少し大きくなった2歳、3歳でもそういったことはあり得ます。

「ママじゃなきゃイヤだ」と思いきや、よくお世話をしてくれるおばあちゃんも平気だったり、パパが積極的にお世話をする家ではあまりない傾向があったり。つまり、重要なのは赤ちゃんとの距離感。それまでの関わり方によって「パパイヤイヤ期」は避けることができるのです。「ふたりきりで過ごせる」というのは、わかりやすい目標になるのではないでしょうか。

ママが「パパじゃだめ」と決めつけてはだめ

 「どうせママじゃなくちゃだめだよ」という言葉がパパからでてしまうかも。ママも、「やっぱりママがいいよね」と考えてしまうかもしれません。ですが、赤ちゃんとのお付き合いはママが先輩。この段階でパパではだめだと決めつけてしまっては、パパのやる気もなくなってしまいます。二人で過ごせるようになるとどんなすてきなことがあるのか、じっくり話してみましょう。そして何度もチャレンジしてみてください。ママもパパを信じて、「パパのやり方でやってみて」というスタイルで。夫婦ふたりの育児ですから、個々それぞれが完璧である必要はありません。夫婦一緒に、助け合い補い合う育児を楽しみましょう。

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