みんなどうしてる? 今どきの子どものお小遣い事情

 子どもにお小遣いをあげていますか? お小遣いやお年玉を上手に使えるようになることは、子どものお金の教育にもなります。学校ではなかなか教えてくれないお金の教育。おうちでしっかり教えてあげたいものです。でもどうすればお金の教育ができるのか…? まずは今どきの子どものお小遣い事情をチェックしましょう。

小学校4年生くらいからお小遣いをあげる家庭が多数

 お小遣いは、子どもにお金の使い方を学ばせるためには必要なこと。でも、お金の教育はなかなか学校ではやってくれません。それぞれの家庭で子どもに教えていくしかないのが現状です。子どもにお小遣いをあげ始める時期も難しいですよね。学校が遠かったり、塾へ行っていて交通費や間食が必要なときなどはお金を持たせるという保護者も多いようです。

「お小遣いをあげていますか」という質問では、64%のかたが「いいえ」と答えています。

しかし、年齢別では、小学校4年生~お小遣いをあげる家庭が増えています。お小遣いをあげているかどうかを年齢別にまとめたグラフを見てみると、小学校4年生くらいからお小遣いをあげ始める家庭が少なくないようです。塾通いや、行動の範囲が少しずつ広くなっていくので、「何かあったときのために」お金もあると安心ですよね。

もっとも多い額は、1,000円

 アンケートの結果によれば、子どもにあげるお小遣いの金額として、もっとも多いのは、29%で「1,000円未満」でした。その次が28%で「1,000円~3,000円未満」。

とはいえ、子どもの年齢によって、金額は異なってきます。フリー回答で見てみると、「小学校4~6年生」だと「1,000円~3,000円未満」、中学生は「3,000円~5,000円未満」、 高校生は「5,000円~10,000円未満」と回答したかたが目立ちました。中には、中学生でも「1,000円~3,000円未満」という回答もあり、家庭や子どもの行動範囲によっても金額は比較的幅広く変動しているようです。
また、小学校4年以上でも「お小遣いはあげていない」という家庭も少なくありませんでした。「必要なときに必要な額だけ」という回答もありました。

お小遣いの用途、1位は「飲食」

 子どもにお小遣いをあげているという保護者に、お小遣いの用途についてうかがいました。

子どものお小遣いの主な用途の1位は、「飲食代」。塾や学校の帰りなど、おなかが空いてコンビニなどでお菓子を購入するのかもしれませんね。飲食代も日々となると、大きな金額になりがち。保護者にとって負担でもありますよね。最近は、お小遣いをICカードなどにチャージする保護者も多いようです。現金ではないので、少し安心ですよね。また履歴を見られるというのも便利です。

子どもにお小遣いをあげる際は、子どもが何に使っているのかを把握することが大事だといわれています。無駄使いをしないように、またトラブルなどに巻き込まれないようにしっかり把握したいものですね。きちんと把握することで、子どもへお金の使い方のアドバイスもしてあげることもできます。子どもの将来のためにもお金の使い方をきちんと教育してあげたいものですね。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年11月30日~2015年12月14日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:3,348名

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