小学生の金銭教育 「消費の楽しさ」は自分で稼げるようになってから

小学生の金銭教育 「消費の楽しさ」は自分で稼げるようになってから一生続いていくお金との付き合い方を、子どもにはどう教えるべきだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、ファイナンシャル・プランナーの山本節子氏に、小学生の金銭教育について、解説してもらった。 ***おこづかいのあげ方のうち、「定額制」のよさは、子どもが自分でお金の管理ができるということです。少しずつおこづかいを貯めて好きなものを買うといった楽しみも味わえ、やりくりのコツが身に付きます。「そのつど制」のメリットは、子どもが買うものを保護者が把握できること。そして、子どもとのコミュニケーションが密にできる点です。おこづかい帳をつけることは、お金の管理法を学ぶうえで役立ちます。定額制でおこづかいをもらい始めた、家庭科で家計簿について習ったなどのきっかけで、つけ始めるのはとてもよいことです。ただし、飽きたらやめてしまってもかまいません。半年か1年の間に、お金が増えたか減ったか、大づかみに把握できていれば、それでかまわないのです。おこづかいのルールに関して、保護者はあまり厳格になりすぎないことも大事です。思春期になると、ますます子どもには保護者に言いたくないことが増えてきます。ですから、小学生の間は常にコミュニケーションが成り立つ、風通しのよい関係を保っておくのがいちばん。また、自分で稼げるようになり、しかも十分に貯蓄ができてからでなければ、消費の楽しみは覚えるべきではありません。お年玉やお祝い金などのまとまったお金は、「これは将来必要な時のために預かっておくからね」と子どもに説明して、保護者がしっかり管理しましょう。お年玉は、おじいちゃんやおばあちゃん、親せきのかたからの気持ちのこもったお金ですから、子どもが本当に欲しいものを買うため、あるいは旅行や運転免許取得費用、留学など、本人の自己投資に役立てていただきたいと思います。

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