共働きでも子育てをうまく進めるための方法

子どもができて、産休に入り、育休を経て職場復帰をする。そんな女性が増えている中で、必然的に増えるのが「共働き」というスタイルです。共働きの夫婦が子育てをしていくには、夫婦間の協力が不可欠。ここでは、共働きでも子育てをうまく進める方法をご紹介します。


まずは役割分担をきっちり決めよう!

 夫婦間で役割分担を決めることが、共働きでも子育てをうまく進めるための第一歩。お互いの勤務時間等に応じて、役割を割り振りましょう。その際に大切なのはやはり「思いやり」。仕事が大変だろうから、子育てと仕事の両立は大変だから、とお互いに思いやって役割分担ができるとベストです。たとえば土日どちらかだけでも夫が●●をする、というように、少し互いに譲歩した形での役割分担を心がけましょう。

 

 

そのうえで、柔軟に役割を代行しよう!

 明確に役割分担をしたとしても、毎日必ずその役割をこなせるとは限りません。急な仕事の都合だったり、体調の問題だったりで、役割を遂行できない日もあるでしょう。そんなときには大丈夫なほうが主体的に役割を代わってあげられるようにすると、うまくいきやすいです。「決めた事だから」と役割に固執せず、柔軟に対応できる心の余裕をもつようにしましょう。

 

 

「ごめんなさい」より「ありがとう」を!

 役割を代わってもらったりしたときはもちろん、日々の生活の中でもそうですが、役割を遂行してくれている相手に対してはそれを当然と思わず、ちゃんと感謝を伝えるようにしましょう。何もプレゼントとか、大掛かりなものでなくていいのです。「ありがとう」とひと言添えるだけで、コミュニケーションはとてもうまくいきやすくなります。「誰かの役に立っている」と感じられることは、多くの人にとって喜びになるので、ぜひ積極的に「ありがとう」を伝えるようにしましょう。

 

 

そのうえで夫がやりたいと思えるような役割を割り当てる

 ご主人の仕事が忙しい人ほど、割り当てる役割は、子どもとの接点が生まれるものにすることをおすすめします。夜遅くに帰ってくるような仕事の場合、子どもとコミュニケーションをとる機会はなかなかありません。そのため、保育園の見送り、土日のお風呂など、子どもとコミュニケーションのとれる役割を優先して割り振ってあげると、主体的に役割をこなしてくれるようになります。

 

 

朝の時間を大切にしよう!

 夜は仕事の都合もあって変動しがちですが、多くの仕事の中で、比較的朝の時間というのは決まっています。つまり朝は、家族が最もそろいやすい時間なのです。その時間を大切にするために、少し余裕をもって早起きをし、朝家族でコミュニケーションを取れる時間を設けると、子育てがうまく進みやすくなります。

 

 

困ったときのご両親!

 それでも緊急事態というのはどうしても発生します。急に子どもが熱を出して、保育園に迎えに行かなきゃいけない、といったことは、多々発生するのです。そんなときに誰よりも頼れるのが自分の両親。可能であれば近くに住むなどして、協力を仰げる体制を作っておけると、とても大きな力になってくれることでしょう。

 

 

子どもができたからといって、どちらかが仕事を我慢することなく、働きやすい職場環境が徐々に整ってきています。しかし整えるのは職場だけでなく、家庭環境も大切な要素のひとつ。夫婦で協力し合って、共働きしやすい家庭環境を作っていきましょう。

 

 

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