終業式の恒例行事!通知表を見たあと、子どもにどう接する?

子どもは学校の終業式を迎えると長期休みに入ります。この日が訪れるのを楽しみにしている子どもも多いでしょうが、休みの前にもらう通知表も気になるでしょう。通知表の成績に一喜一憂する親の姿がイメージできますが、実際のところ、親は通知表を見たあと、子どもにどう接しているのでしょうか。子どもをもつ女性を対象にアンケートで聞いてみました。


悪い点より、良い点をほめて伸ばすのが現代の教育方針?

 アンケートでは、まず通知表の良かった点をほめようとする回答が目立ちました。

 

・通知表を見たあとの対応は、しっかりほめるところはほめて、次はここをがんばろうねとアドバイスします。(30代/女性/専業主婦)

 

・先に良かったところを見つけて、子どもと一緒に喜びます。そのあとに、これからの目標を話し合います。(40代/女性/専業主婦)

 

・がんばったところをほめてあげ、悪かったところは何でそうなったのかを聞いて、次からは改善するように話します。(40代/女性/パートアルバイト)

 

・悪い評価をしかるのではなく、まず良いところを3倍ほめてから気を良くしたところに、がんばる点をサラッと伝えます。(30代/女性/専業主婦)

 

・日頃の様子で成績は予想できるので、見たあとで怒ったりしません。ほめて、アドバイスするだけです。(40代/女性/専業主婦)

 

・本人へ感想を聞き、通知書を見た感想と一緒にフィードバックをします。(30代/女性/会社員)

 

・本人としてどう評価するのか聞いたあとで、直せるところはどこか相談し、私としてほめるところはほめます。(40代/女性/専業主婦)

 

・成績が悪かった場合はそれをいつまでも言わないように気をつけてます。(30代/女性/専業主婦)

 

・いつもと変わりません。通知表はその子の全部ではなく一部だと思っているので、そんなに気にしません。(40代/女性/パートアルバイト)

 

悪いところよりも、良いところをほめて伸ばす。現代の母親はそんな教育方針をもっているかたが多いのでしょうか。成績を気にする子どもへの気遣いも感じ取れます。しかし、ただほめるだけでは終われないのも母親の務めでしょう。改善点を優しくアドバイスするかたもいれば、成績が悪かった理由を考えさせるかたもいるなど、ほめたあとの対応は人によって差が見られました。どんな成績であれ、親としては過去をいつまでもグチグチと引きずらないようにするのも気をつけたいところです。

 

 

成績の悪さを怒るより、改善点を考えさせるほうが大事

 子どもの成績表を見たあとの母親の対応は、まず良いところを見つけてほめようとする傾向にあることがわかりました。

 

注目したいのは「悪かった点を叱り続ける」という趣旨の回答が見当たらないことです。ただ怒るよりも、子どもに成績が悪かった理由を考えさせたり、目標を見つけさせたりすることで、次への課題点を理解させたほうが本人とって効果があると考えているようです。長期休みは、見つかった改善点を特訓するにはもってこいの機会です。子どもの成績が伸び悩んでいると感じたら、ぜひ一緒に通知表を見て、今後の学習方針を立ててみてはいかがでしょうか。

 

 

【アンケートについて】

■調査地域:全国

■調査対象:お子さまをお持ちの女性の保護者のかた

■調査期間:2015年10月21日〜2015年11月04日

■調査手法:Webアンケート

■有効回答数:100サンプル

 

 

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