夫が単身赴任 子どもと父親の関係を上手に保つ方法とは

夫が単身赴任 子どもと父親の関係を上手に保つ方法とは仕事と家庭の事情で子どもたちの父親が単身赴任になることになった、ある家庭。離れて暮らすことで子どもとの関係に変化が出ないか不安だという母親から、相談があった。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、教育評論家の親野智可能等氏に、対処法を伺った。

 

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【質問】
夫が単身赴任することになりました。いろいろ不安で、とくに子どもへの影響が気になります。(小1と年中の保護者)

 

【親野氏のアドバイス】
大切なのは常にパパと心のつながりを保ち、子どもがその愛情を実感できるようにしてあげることです。短時間でもいいので毎日コミュニケーションを取るといいですね。
家族限定で使えるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)もいいかもしれません。日常のあれこれを書き込んだり、写真をアップしたりできます。メールもいいですし、たまには紙の手紙やはがきもいいですね。
私が先生になって初めて教えた、ある女の子のパパは遠洋航路の船員さんで、子どもと離れていることが多い人でした。家庭訪問でその家に行ったら、玄関にパパの写真がいっぱい貼ってありました。保護者の愛情を伝えるうえで写真の効果は大きいと思いますので、やってみてほしいと思います。
会話の中にパパを登場させるのもいい方法です。たとえば、夕ご飯を食べながら、「パパも夕ご飯食べたかな?」とか「パパは今日何を食べるのかな?」と話題にします。夏休みや休日など時間が取れるときは、母子でパパの単身赴任先の家に遊びに行ってみるといいですね。できたら、パパが働いている職場も見せてあげましょう。その時、パパの家や仕事場にあらかじめ家族や子どもたちの写真を置いておくといいですね。パパも自分たちのことを気にかけているんだ、ということが伝わります。
パパが家に帰ってきた時は、子どもがパパの愛情を実感できるようにしてあげてください。パパとママもお互いの話を共感的に聞き合うようにするといいでしょう。あとで振り返ってみて、「あのときむしろ家族の絆が強まった」と思えるようになるといいですね。

 

出典:単身赴任パパと子どもの関係どう保つ? 専門家「短時間でも毎日コミュニケーションを」 -ベネッセ教育情報サイト

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