はさみの使い方を教えるとき、押さえておきたいポイントとは

はさみの練習は、どう進めたらいいのでしょう? 2歳くらいから「はさみを使いたい!」という気持ちが芽生えるお子さまが多いもの。おうちのかたが上手に関わって、はさみにスムーズに慣れていきたいですね。押さえたいポイントをご紹介します。

はさみの練習を始める前のチェックポイント

はさみを教える前に、お子さまの成長度合いをチェックしておきましょう。お子さまは、ある程度の間、椅子にしっかりと座り、大人の話をきちんと聞くことができますか? はさみの使用には、少なからず危険が伴います。きちんと座り、言うことが聞ける状態になってから、練習を始めましょう。「持ったまま歩かない」「人に向けない」「使ったら刃を閉じてしまう」「大人と一緒のときにだけ使う」といった約束が理解できることも大切です。

どんなはさみを用意すればいい?

練習には、お子さまに合ったはさみを使いましょう。グリップが大きくてにぎりやすく、刃先が丸くなっていて、ケース付きのものがおすすめです。なかには、右利き用と左利き用が用意されているものもあります。お子さまの好きな色を選んであげると、愛着を持って使えるでしょう。

はさみの使い方、最初の一歩

「大人と一緒に使う」といった約束をしてから、はさみの持ち方を教えましょう。指の入れ方や動かし方を、おうちのかたがお手本で示してあげます。ポイントは、はさみを立てて切るように教えること。はさみを使い始めたばかりのお子さまは、はさみを水平にしたまま使ってしまいがちです。紙を水平に、はさみは垂直にして使うことを教えてあげましょう。
最初の練習では、1回で切れるよう、1cmほどの細長い紙を用意してあげるといいでしょう。慣れてきたら、もう少し太い紙を用意して、チョキチョキとはさみを続けて使う練習にステップアップしていくのがおすすめです。

はさみの楽しさを知ったお子さまは、みるみるうちに上達していくことでしょう。危険がないよう気をつけながら、ゆったりとした気持ちで見守ってあげたいですね。

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