お子さんにとって最良な子育て環境とは?

小さな子どものいる生活は、楽しいこと・うれしいことがたくさんあります。この時期はママやパパが子育てを通してお子さんの成長を感じたり、子育てを楽しむ気持ちを持つことが、お子さんにとってよりよい子育て環境につながることをご存知でしょうか。

お子さんにとって最良な子育て環境とは?


「そうはいっても、毎日、子どものちらかした部屋を片付け続けたり、ひとりになれる時間がなくて、ストレスを感じてしまう」という方も多いと思います。実際、お子さんが0歳から2歳までの時期は、子育てストレスが高くなる時期です。

そのような中で、ママ自身が子育てを楽しむ気持ちを持てるようにするには、どのようなことが大切なのでしょうか。


ママの子育て肯定感が子どもにとっての良い環境

 ベネッセ教育総合研究所では、妊娠期〜2歳になるお子さんをお持ちのママ・パパに追跡調査を行いました(※)。調査では、2歳児のママが子育てを楽しむ気持ちを持つには、夫婦関係の良好さ、0歳児期〜2歳児期の家事育児のストレスの低さ、出産体験の良好さなどが影響していることがわかりました。

 


初めての子どもが生まれた時期こそ、パパの出番!

 この調査では、パパもママも子どものころから今までに赤ちゃんとふれ合う経験がないままに親になっている人が約半数を占めています。最近は一人っ子が増えており、きょうだい数が少ない家庭で育ったため、結婚するまでに子育てのスキルを十分にもつ機会がないまま親になる人も多くいます。そうなると、いざ自分の子どもが生まれてから初めて経験することも増え、育児に苦労することも多くなるでしょう。

 

さらに、パパは働き盛りのタイミングで、仕事が忙しい人が多いため、育児に関わりたいと思っていても、なかなか早く帰ることができず、ママを思うようにサポートできないこともあるようです。しかし、初めての子どもが生まれた時期こそ、パパの出番でもあります。次のグラフは、「配偶者といると、本当に愛していると実感する(「とてもそう思う」)」割合を示したものです。

 


夫婦の愛情関係の良好さがよりよい子育て環境に影響!

 妊娠後期は、夫も妻も約7割を占めていて差はありません。しかし出産後は「夫(妻)を愛していると実感する」割合はどちらも大きく減少していきます。特に妻のほうがより減少していく傾向にあります。この時期に、愛情の下がる夫婦と下がらない夫婦の違いとは、何でしょうか。妊娠期から子どもが0歳のときにかけて、変わらずに「夫を愛している」と実感している妻は、愛情が下がった妻よりも、「私の配偶者は家族と過ごす時間を努力して作っている」「私の配偶者は私の仕事、家事、子育てをよくねぎらってくれる」などと感じている割合が高くなっています。夫が家族と一緒に過ごすように努力をしていたり、妻の家事や育児・仕事をねぎらっていることは、夫婦の愛情を保つ秘訣のひとつのようです。そして、夫婦の愛情関係の良好さは、お子さんのよりよい子育て環境に影響しています。

 

このような状況を踏まえて、夫婦だけでなく、それ以外の力、例えば、地域の子育てセンターやそれぞれの親など、周囲で協力をしてくれる人たちの力をうまく取り入れながら、育児の役割分担をしていくことも子育てのストレスをためないことにつながるでしょう。また、近所のママ友も子育ての相談をしたり、お互いの子どもの成長を共有し合うなど、頼れる存在になります。精神的にも肉体的にも大変な時期ですが、上手に子育ての環境を整えて、楽しみながら笑顔で乗り越えましょう。

 

 

※妊娠出産子育て基本調査 縦断調査

http://berd.benesse.jp/up_images/research/research20_report1.pdf

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