子どもが夏にかかってしまった病気で多かったのはあの病気
2学期が始まり、家族それぞれに忙しい日々が続いているのでは。長い夏休み、子どもにとって楽しい思い出もたくさんできたのではないでしょうか。その一方で、保護者にとっては心配なことも多かったはず。大人に比べて免疫力も弱く、夏風邪や皮膚病になりやすい子どもたち。子どもの夏の病気にみなさまはどのように対処したのでしょうか。アンケートで聞いてみました。
子どもが夏にかかった病気で多かったのは「水ぼうそう」
「子どもがかかったことがある夏に流行る病気」でもっとも多かったのは、「水ぼうそう」でした。次いで、「手足口病」「とびひ」。
保育園などに預けていると、当然一日中、集団行動です。子ども同士は警戒することなく、引っ付いて遊ぶので、どうしてもうつりやすくなりますよね。水ぼうそうは、予防接種もあるので、まだなっていない、これからなるのかなという子どもには、受けさせておくと安心です。予防接種をすると症状が軽くすむことも多いそうです。症状が重くなるとまれに髄膜炎(ずいまくえん)などになることもあるそうなので、注意したいものです。
手足口病は、夏風邪の一種、とびひは皮膚病です。子どもがなりやすい病気といわれていますが、これは大人に比べて免疫力が弱いせい。そうでなくても、暑さのせいで体力が落ち、夏バテなどになっているとさらに免疫力が弱くなっています。しっかり睡眠をとるなど、保護者のかたが日頃から注意してあげるのも夏の病気を引き起こさない対策のひとつかもしれませんね。
また、「子どもの体調に気をつけている時期」について聞いてみると回答は、「冬」が57%で圧倒的に高い結果に。たしかに冬といえば、風邪というイメージもありますね。
子どもはまだ自分で自分の健康管理ができません。温度調節の機能も未発達です。大人には快適なエアコンも子どもの体を冷やしすぎてしまうことも。気をつけてあげたいですね。
子どもが病気になって困ったことは?
「子どもが病気になって困ったこと」でもっとも多かったのは、「病院へ行くべきか迷う」でした。水ぼうそうやとびひなど、見た目でわかりやすい病気のときは、早めに小児科へ連れていくという判断ができます。しかし、ちょっと熱がある程度だとすぐ治るのでは? と楽観視しがち。でも、判断が難しい場合は、近くの小児科などで判断を仰ぐのがよいでしょう。とくに感染病などの場合は、ほかの子どもへうつる危険性もあります。きちんと診てもらいましょう。
また、次に多かった回答が、「仕事を休めないとき」、「自分も体調が悪いとき」。
共働きや近くにすぐ子どもを預けられる人がいない場合、子どもの突然の病気はとても大変。そうならないためにも自分の健康管理はもちろん、子どもの健康管理もしっかり行いたいものですね。なかなか思い通りにはいかないものですが…。
子どもの健康管理として「子どもに習慣づけている病気対策・予防法」についてもうかがいました。回答でもっとも多かったのは、「手洗い・うがい」でした。風邪予防の基本ですね。年中きちんと行うことを習慣づけることで、冬の感染症の対策にもなるはず。また「十分な睡眠」と答えたかたも少なくありませんでした。睡眠不足は風邪のもとともいわれます。しっかり睡眠をとって、ウイルスに負けない体づくりを目指したいですね。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年7月13日~2015年7月27日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:2,699名