孫に勧めたい祖父母世代の懐かしい遊び3選
今のようにスマホやゲームもなかった時代、子どもたちは何をして遊んでいたのでしょうか。祖父母世代が子どもの頃に楽しんだ懐かしい遊びを3つご紹介します。
達成感でストレス解消ができるけん玉
昔の遊びは単純です。その中でも今でも人気がある遊びがけん玉。ひもで繋がった玉を操る遊びとても単純なものですが、やりだすとはまってしまいます。
そしてけん玉は、おじいさんやおばあさんの家へ行くとかならずあると言っても過言でないほど普及しています。
実はけん玉は、ちょっと前から、認知症予防対策に効果的かもしれない、ということで見直されているとか。実際、医療の現場でも活用されているようです。
認知症予防だけでなく、けん玉にはほかにも魅力的な効果があります。
・腕や手を使うことで、体の中心、体幹が安定するため、姿勢がよくなる。
・失敗をくり返しながら上達していく過程で小脳が活発化する。小脳が活発化すると覚えが良くなるそうです。
・うまく出来たときの達成感でストレス解消&前向きになれる。
高齢者にとって効果的なけん玉。もちろん、子どもにも同じ効果が得られます。受験勉強の合間などにやると集中力を高められるかもしれませんね。
運動神経の発達に効果的なお手玉
小さな布袋にあずきやジュズ玉などを入れて縫いくるんだお手玉。複数を手に持って投げたり、積み重ねたりする単純な遊びです。
投げて受けるというものが一般的ですが、「玉くずし」という遊び方もあります。
お手玉を25個くらい用意して山状に積み上げ、てっぺんにおはしを立てます。おはしが倒れないように順番に1個ずつお手玉をとっていくという遊び。お手玉が何個取れるかを競いあいます。
ゲームは一人ですることも多いですが、お手玉を家族や友達とすることでコミュニケーションがとれるというメリットも。
また、投げては受けるという遊び方も両手や指先などを使うので、脳に刺激を与え、神経細胞が発達するといわれています。
物忘れや運動神経の発達にも効果的といわれるお手玉遊び。家族の日常生活に取り入れてみては? 子どもにも親にとってもよい効果が得られそう!?
知育にも最適な折り紙
日本では昔から一般的に子どもの遊びとして浸透している折り紙。
遊び方は説明するまでもありませんが、奴さんや鶴など、子どもと一緒に作っていると大人も子どももつい夢中になります。
一枚の紙が折るだけでさまざまな形を作り出すのは、たしかにすごいし、楽しいです。
日本人の手先の器用さに海外の人が関心するきっかけとなったのも日本の折り紙文化です。さまざまな形になるというのが想像力も高めます。
そんな効果もあり、知育に折り紙を取り入れるケースも。手先が器用に動かせる子どもは、知能が高く運動能力も高いといわれているそうです。
折り紙の知育効果にはほかにも、
・指先を使うことで大脳の発達が促進される
・図形認知力を高める
・集中力や持続力を高める
・創造性が育まれる
・思考能力が高まる など
子どもの知育だけでなく、高齢者にとっては、指先を動かすリハビリや脳への刺激という効果も期待できるそうです。
紙が一枚あれば遊べるというのも魅力的。
鶴が作れると外国人に関心されるとか! 子どもにも教えて、その楽しさを感じて欲しいですね。
けん玉、お手玉、折り紙は、いずれも日本の伝統的で代表的な遊びです。日本に昔からある遊びは、遊びながらもクリエイティブで、脳など、体にも良さそうなものばかり! 効果などを知ると、これで遊ばない手はないですよね。祖父母と孫のコミュニケーションに活用してみるのもいいかもしれませんね!