【相談実録】よくあるオムツはずれについてのご相談2
ベネッセ勉強なんでも相談室では、オムツはずれのプロが、お子さまの発達や心身の成長の状況をおうかがいしながら、最適なオムツはずれの方法をご提案しています。今回はたくさんあるご相談の中からよくあるお悩みケースをご紹介します。
お困り:去年の夏におしっこはできるようになったのに、うんちはどうしてもトイレでできない。自分でオムツにはきかえてうんちをするので困っています…。
Q.生活のペースはできていますか?
排泄の習慣は毎日の生活リズムの中で培われるものなので、まずは生活のペースがきちんとできているかどうかが大きなポイントになります。ご相談者さまのお子さまは、うんちは毎朝出る習慣はついているとのことでした。
生活のペースも、体の準備もきちんとできているようですね。
しかもお子さま自らオムツにはきかえて、立ったままでうんちをするとのことで、すでにご自分でうんちをする感覚がわかっているという状態でした。今のお子さまの状態なら、実はゴールは目前!ちょっとした成功体験をつくってあげればいいのです。では、成功体験はあるのでしょうか。
Q. それなら、ゴールは目前です!一度でも成功したことはありますか? どんな状況のときでしたか?
ご相談者さまにお聞きすると、「前に一回だけ、トイレでできたことがあります。」「私がお休みの日でした。」とのこと。毎朝出かける準備で忙しい環境のため、お子さまとしても焦ってしまっているのかもしれません。だから、お母さまがお休みの日だと、ゆったりしてトイレでうんちができたのではないでしょうか。
ご提案:体の準備はOK!園がお休みの日に、親子でゆったりできる日にうんちにトライしてみましょう!成功体験を積み重ねることで、自然にうんちができるようになるかもしれません。
こちらのご家庭の場合、お母さまが急いでいることをお子さまは敏感に感じ取っているので、まずは、おうちのかたがゆったりした気持ちになれるお休みの日に、お子さまがトイレでうんちができるように、環境をつくってみていただくことをご提案させていただきました。
また、「トイレでうんちすると、おしりを拭くのも簡単だし、気持ちがいい」というメリットをお子さまにお伝えすることも合わせてご提案したところ「また、トイレに誘ってみます!」とおっしゃられていました。