外遊びが多いお子さまに熱中症対策のススメ

小学生は意外と熱中症になりやすい!?しかも、子どもの場合、大人よりも熱中症のリスクが高いそうです。子どもを熱中症から守る予防&対策とは?


熱中症の予防は、まず脱水症状を予防すること

 夏になると、よく耳にする熱中症。熱中症は、高温多湿の場所にいるとなりやすいと言われています。熱中症を防ぐためには、第一に、脱水症状になりやすい環境に注意をすることです。

 

■熱中症になりやすい場所

・高温多湿の場所

・直射日光の当たる場所や照り返しの強い場所

・風通しの悪い場所

 

また体を動かし、発汗するのに、風通しが悪い場所で起こりやすいといわれていて、体育館などの屋内でも注意が必要です。

 

小学生の低学年の場合、まだ体の調整機能が完全ではありません。高学年になると機能はほぼ大人に近くなりますが、学校の行き帰りや、クラブ活動、野外での遊びなど、大人よりも運動量が多く、体が体温を調整するのに十分慣れていないので、脱水症状のリスクも高まります。

 

昨今、5月頃から夏日があるなど、温度や湿度の差が激しく、真夏でなくても熱中症になりやすいと言われています。

 

学校や外で遊んでいるとき以外でも、通学、下校の際に熱中症を発症することもあります。最近は、小学校でも水筒を持参させるところも多いようですが、こまめな水分補給は、熱中症予防にもっとも効果的。水分補給を徹底させるのは、おすすめの対策の一つです。

 

■熱中症対策

・食事をしっかり摂る

・暑いときは意識して多めに水分を補給する

・クラブ活動や外で遊んで汗をかいたときはスポーツドリンクを飲ませる

・通気性、吸汗性の高い服を選ぶ

 

このほか、しっかり睡眠をとったり、頑張りすぎないように日頃から子どもに言い聞かせておくことも大事です。
また、水分補給の際は、水だけを飲むと体内の電解質バランスを崩して体調不良を引き起こしてしまいます。飲む量はかいた汗の量を目安に、水といっしょに汗で失われるナトリウムも補給しましょう。スポーツドリンクだと水分とともにナトリウムも補給できます。

 

■熱中症の症状

・ズキズキする頭痛や吐き気

・めまいや立ちくらみ

・体温が高い、顔が赤い

・異常にたくさん汗をかく、または汗が出ない

・意識がぼーっとする

・こむら返り、筋肉痛

 

熱中症の症状があらわれたときは、体を冷やしたり、水を飲ませるなど、早めに対処してあげましょう。
意識が朦朧(もうろう)としていたり、言葉がうまく喋れない、まっすぐ歩けない、痙攣(けいれん)がある場合は、救急車を要請して。頭痛や吐き気、疲労感などでも、点滴が必要な場合もあります。軽く見ないで、病院で診てもらいましょう。

 

 

プロフィール

監修:高田佳輝

40年間小児外科を中心に小児医療に携わる。小児外科指導医。

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