小学生に宿題をやる気にさせる「広くて浅い箱」とは?

小学生に宿題をやる気にさせる「広くて浅い箱」とは?「なかなか宿題をやろうとしない」「途中で放りだして遊んでしまう」など、小学生の子どもの宿題に関して、悩みを抱える家庭は多いのではないだろうか。しかし、ちょっとの工夫で子どもが主体的に宿題に向かうようになることも珍しくないという。ベネッセ教育情報サイトでは、教育評論家の親野智可等氏に、保護者の子どもの宿題との関わり方について伺った。

 

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子どもの宿題に関わる時、第一に心がけてほしいのは「言葉の工夫」です。保護者の声かけの仕方で、「宿題はつまらないもの」という思いを抱かせないことが肝心。子どもは誰しも勉強ができるようになりたいと思っていますが、「早く宿題をしないとダメでしょう」などと否定的な言葉ばかり投げかけられると、宿題どころか学習自体が嫌になってしまいます。「いま宿題をやっておけば、あとでたっぷり遊べるよ」というふうに、プラスのメッセージを発信しましょう。

 

また、宿題を見る時はミスを指摘する前に、まずほめてください。漢字の書き取りなら上手に書けている字を探して、「これとこれは上手に書けているね」と言ってから、「じゃあ、こっちをちょっと直してみよう」と汚い字を直させる。そういう順番が大事なのです。本来ほめられることが大好きな子どもは、「勉強って楽しい」と思うようになります。

 

次に「方法の工夫」です。子どもにとっていちばんのハードルは宿題への取りかかりの部分。逆にいえば、いったん取りかかってしまえば、半分は終わったようなものです。ある家庭では、子どもが帰宅したら、広くて浅い箱にランドセルの中身を全部出させるそうです。遊びから帰ってくると道具が全部出ているので、宿題に取りかかりやすくなるのですね。

 

宿題をさせることそのものより、宿題を通じて勉強に対する前向きな態度や自信を高めていくことが大切なのです。

 

出典:小学生の宿題、親の関わり方【前編】子どもの意欲を引き出す言葉と方法 -ベネッセ教育情報サイト

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