伸ばしたい子どもの「好奇心」、カギは保護者の質問力?

伸ばしたい子どもの「好奇心」、カギは保護者の質問力?疑問を質問に置き換えて相手と対話をすることは、新しい情報を獲得し、自分の行動を豊かにしていくために大切なスキルだ。そのスキルを磨くためには、まず「知りたい」という好奇心を持つことが必要になる。ベネッセ教育情報サイトでは、大人がどう働きかければ子どもの好奇心を伸ばせるのか、ベネッセ教育総合研究所の小泉和義氏にアドバイスしてもらった。

 

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子どもが好奇心を持つためには豊かな体験を積むことが有効ですが、時間や経済的な制約の中でそうした機会を多く持つことは難しいでしょう。日常生活を通じて子どもの好奇心を高める方法の一つは、親自身の「質問力」を高めること。学校の先生方から伺った、「親の質問力を高める二つのヒント」を紹介します。

 

1)保護者自身が好奇心を持って質問する
子どもの話を興味を持って聞き、もっと知りたいと思ったことを質問してみてください。質問が思い浮かばない時は、自身の経験と結び付けて聞いてみます。子どもが「今日の授業はつまらなかった」と言ったなら、「お母さんは授業がつまらない時は、たいてい友達とケンカした時だったよ。友達とはうまくいっている?」と尋ねてみるのもよいでしょう。保護者が日常的に好奇心を持って質問すれば、子どものコミュニケーションの姿勢にもよい影響を与えるはずです。

 

2)質問には質問で返す
子どもが「今日の夕飯は何?」と聞いてきた時、「カレーよ」と即答するのではなく、「さて何でしょう?」でもよいので、質問で返してください。「ハンバーグ?」と別の質問をしてきたら、「今月1回も食べていないもの。なーんだ?」というふうにもう一回尋ねましょう。

 

日常の中に子どもが質問する機会をたくさん作ることが、好奇心を広げる下地になります。これからの社会で不可欠となるコミュニケーション能力を高めるために大切なのは、周囲のさまざまな事象に興味・関心・疑問を持つことなのです。

 

出典:保護者の「質問力」を磨こう[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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