小学生のお子さまと結婚式に出席 気をつけたいコトとは?

小学生ともなると、結婚式のような行事にも、徐々にきちんと参列できるようになってきます。ですが、どうしても大人のようにはいかないもの。保護者がきちんと気をつけて、他の参列者に迷惑をかけないようにすることが大切です。事前に説明したり、約束をしたりして、結婚式の日に備えておきましょう。そのかわり結婚式が終わったら、十分に羽を伸ばさせてあげてくださいね。


静かに、厳かに過ごすシーンを子どもに把握・理解してもらう

 結婚式では、ある程度騒いでも問題ない場面と、静かに、厳かに過ごすシーンがあります。「この場面では話してはいけないよ(小声で話そうね)」ということを、場面ごとにきちんと説明しておきましょう。大人は経験からだいたいのプログラムがわかっていますが、子どもには式の流れがわかりません。さっきまでがやがやしていたのに突然静かになる切り替えのタイミングも理解できないのです。結婚式では、静かにお話を聞いたり、祈ったりする時間があるのだと、事前に説明しておくといいですね。

 

 

早めに中座の判断を。出入り口の近くの席を確保しておく

 結婚式ではビデオ撮影が行われている場合がほとんどですので、うまく静かにできないと判断したら、我慢させるよりは早めに親子で中座しましょう。出入り口に近い席をお願いしておくとスムーズです。

 

また、万が一子どもが大きな声を上げてしまった場合には、子どもを叱るよりも周囲の方々に謝罪するほうが先です。子どもに言い聞かせるのは、会場を出た後にしましょう。会場を出ても、大声で叱るのは厳禁。年齢によってはどうして静かにしなければならないのか理解するのは難しいものです。小学校の始業式や朝会などの例を出し、少しずつ説明するようにしましょう。

 

 

スピーチや出し物の際にはゲームを置いて

 参列者が歓談する時間や待ち時間では、子どもが飽きないようポータブルゲームやタブレットを持参し利用するのも一つの方法です。この場合、ゲームに熱中しすぎないこと(イヤフォンなどは使わない)、ゲームの取り合いで他のお子さまと喧嘩にならないようにすること、音を出さないことなどの点に注意してください。控室や子どもだけが集まるスペースがある場合には、状況により許容範囲を判断します。

 

スピーチや出し物が始まったら、ゲームはストップ。自分自身も結婚式に参列しているひとりだという自覚を持ち、それに行動を伴わせるという経験はとても重要なものだと考えましょう。

 

 

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