オムツはずれのステップ

子どもの発達に合わせてオムツはずれを始めればいいことはわかりましたが、具体的にはどのようなステップで進めていけばいいのでしょう? その疑問にお答えします。


【ステップ1…スタート期】
「トイレって何?」がわかる

 オムツはずれと聞くと、毎日何度もトイレへ連れていったり、パンツを履かせて練習したりすることをイメージされるかたが多いかもしれません。でも実は、その前に保護者のかたがやっておくといいことがあります。それは、トイレが何をする場所なのか子どもに教えてあげたり、トイレの環境を整えたりしておくこと。

 

何もわからない状態でいきなりトイレへ連れていっても、子どもはトイレを遊び場と勘違いしたり、とまどって緊張したり、怖い場所だという印象をもったりしてしまいます。こうなると、トイレに連れていってもなかなかおしっこに集中できず、トイレに行くことそのものをイヤがって、なかなかオムツはずれが進まなくなることも…。つまり、トイレへ連れていく前に、トイレへの興味を引き出しておくという始め方が、オムツはずれをスムーズに進める秘訣なのです。

 

まずは子どもがトイレに行きやすくなるようグッズで明るい雰囲気を作ったり、安心して取り組めるよう安全性を高めたりしてあげましょう!

 

 

【ステップ2…実践期】
トイレに行ってみて、座っておしっこができる

 子どもにあらかじめ、トイレでおしっこすることへの興味や関心をもたせてあげられると、自然とトイレに親しめます。保護者のかたがトイレに入るところを見せてあげるなどして、トイレで排泄するイメージ作りをしましょう。そのほうが、ただトイレに連れていっておもらしや失敗を重ねてしまうより、保護者のかたにも子どもにも負担が少なく、無理のないオムツはずれができるはずです。

 

座っておしっこができるようになり、おしっこの間隔もあいてきたら、起床時や遊びが一段落したときなどに少しずつトイレに誘ってあげるようにしましょう。

 

 

【ステップ3…習慣化期】
おしっこが出る前に自分から伝えることができ、トイレが習慣になる

 繰り返しトイレに行くことで理解が進み、自分からトイレを知らせるようになれば、スムーズにオムツがはずれます。10回のうち9回は、出てからではなく出る前に尿意を伝えることができるようになったら、ひとまずはゴールです!

繰り返し行く楽しみや、「またトイレにこれた」という達成感を持たせてあげるためのグッズも何か検討してあげるのもよいでしょう。トイレにきたり、補助便座に座れたらシールを1枚はるようなポスターの活用なども試してみてくださいね。

 

 

プロフィール

塩谷香

東京成徳大学子ども学部教授。児童学修士。東京都品川区旗の台保育園長ほか、二葉すこやか園保育室長として幼保一体型施設の開設に尽力。長年保育の現場に携わってきた。

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