子どもの日のおでかけ、注意すべきポイントとは?

もうすぐ子どもの日を含めての大型連休、ゴールデンウィークがやってきます。「子どもの日なのだから、子どもが楽しめるところへ行こう」と考えているご家族も多いでしょう。実際、子どもの日周辺には、子どもをターゲットにしたイベントやサービスも多く、普段よりも楽しめる、あるいはお得なおでかけができることが多いものです。ただし、普段のおでかけより注意してほしいこともあります。おでかけを思いきり満喫できるよう、ぜひ次のようなことに注意してみてください。


気温が急激に上がる時期。十分に熱中症を警戒すること

 4月、5月はまだ冬のように冷たい空気を感じることもありますが、突然、初夏のような日差しが訪れることもあります。熱中症対策は忘れないようにしましょう。子どもは大人よりも水分を失いやすく、また、自分で体調の変化を察して他人に伝えるということができません。イベントなどで屋根のない場所に立つこともあるかと思いますが、帽子をかぶせたり、大人が日傘をさしてあげたりといった、直射日光を避ける工夫が必要です。水分も小まめに補給しましょう。

 

 たとえおでかけ前に「今日は涼しいな」と思っても、突然の気温変化に対応できるだけの準備をしておでかけしてください。少しの時間だからと、子どもだけで車中に待たせることは絶対にやめましょう。

 

 

いつもより「混雑」していることに注意、迷子対策も必要

 子どもの日の前後は多くの人々が外出し、どこも非常に混雑しています。いつも子どもから目を離さないということは大変重要ですが、子どもは普段と違う場所であれば興奮し、活発に動くもの。ちょっとした隙に「隣にいたはずなのにいなくなった」ということも十分あり得ます。目立つ服を着せる(どんな服を着せたか覚えておく)、名前や電話番号を書いた「迷子札」を身に着けておくなど、万が一、子どもを見失ってしまった場合にも迅速に対応できるよう備えておきましょう。年齢に応じて「ママやパパから離れない」ということを徐々に教えることも大切です。

 

 

予定通りに行かない場合の「プランB」を立てておこう

 子どもの日の前後はさまざまな場所で普段と違うことが起こります。「混雑しすぎて入場制限された」「営業時間が普段と異なった」「事故などで急に営業できなくなった」といったことも起こりやすいものです。移動時間も予定通りに行かないことが多いでしょう。このようなイレギュラーなできごとに対応しようとすると、子どもにとってはたくさんの我慢を強いられることも増えてしまいます。大人もイライラしがちになり、せっかくのおでかけが台無しになることも……。

 

 そこで、連休に起きやすいイレギュラーな場合に備え、基本的に考えているプランAともう1つ別のプラン、「プランB」を考えておくようにしましょう。行動パターンを事前に考えておくだけでさまざまな準備ができ、「子どもに無理をさせない」ということも守ることができます。

 

 以上のようなことに注意すれば、「子どもと一緒にいてヒヤッとした!」「子どもが飽きてしまって大変だった……」といったことになる可能性をぐっと減らすことができます。ご夫婦や、一緒にでかけるおじいちゃん、おばあちゃんにも、事前に話しておけるといいですね。

 

 

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