スローイングとキャッチングを同時に練習 ドッジボールが上達するキャッチボールのテクニック
ドッジボール日本代表として世界で活躍し、男子・女子の日本代表総監督も務めている達人・吉田隼也(よしだとしや)氏が教えるドッジボールのテクニック。そのなかでもグループで行うキャッチボールは、ドッジボールの練習で最も大切なひとつだという。その練習方法を聞いた。
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●2人1組でキャッチボール
体の正面でボールを取ることを意識して行います。自分から動いてボールを正面に持ってくるようにしましょう。投げる時は、相手がボールをキャッチできるスピードで真っすぐ投げます。「下がって前へ、下がって前へ」のリズムが大切です。
●ワンバウンドでのキャッチボール
4人対4人で交互に入れ替わりながら、ワンバウンドでキャッチボールをしてみましょう。キャッチボールができるということは「投げる」と「取る」という基本動作ができているということです。
●ノーバウンドでのキャッチボール
リズムよくボールを受け渡しすることは、パス回しに有効です。ボールが1つしかない場合でも、みんながボールに触れることができます。相手の取れるところ(正面)は高さや大きさが違うので、そこに向かってしっかり投げてあげましょう。
●長い距離でのキャッチボール
力に自信のない人は、少し上に向かって高めの位置に投げるとよいでしょう。味方に確実にパスしたいなら、山なりのボールがベスト。ただし、ボールのスピードがないので、試合の時は相手にカットされないよう注意が必要です。相手が取れることが一番大事です。
スローイングとキャッチングを同時に練習できるキャッチボールは、ドッジボールで最も大切な練習のひとつです。狙ったところにボールを投げるテクニックは、アタックだけでなく味方へのパスの練習にもつながります。
出典:みんなで一緒にドッジボール! -ベネッセ教育情報サイト