子どもはうれしい、大人はつらい? いずれ変わらぬお年玉事情

子どもはうれしい、大人はつらい? いずれ変わらぬお年玉事情ベネッセ教育情報サイトでは小学1年生~高校3年生のお子さまをお持ちの保護者を対象に、お年玉に関するアンケートを行った(アンケート期間:2013/01/09~2013/01/15 回答者数:2,157名)。子どもの思惑と、大人の事情が交錯するお年玉、さてその行方は?

 

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お正月には、帰省などで普段会わない人々と一緒に過ごす機会もあり、お年玉もさまざまな人からもらうチャンスがあることでしょう。アンケートでは、お子さまにお年玉を渡している保護者が62.4%という結果に対し、「祖父母・親戚・知人」からお年玉をもらった、という回答は96.6%に及びました。また、お年玉の金額についても伺ったところ、保護者からのお年玉は多くても2万円未満がほとんどなのに対し、「祖父母・親戚・知人」からもらったお年玉の総額は3万円以上を超えるケースも多くの割合を占めていることから、お子さまにとってお年玉の「主力」は「祖父母・親戚・知人」であるといえそうです。

 

【図 祖父母や親戚、知人のかたからもらったお年玉の合計金額はいくらくらいでしたか?】
祖父母や親戚、知人のかたからもらったお年玉の合計金額はいくらくらいでしたか?

お年玉は自分のお子さまがもらうだけではなく、親戚や知人のお子さまに渡す立場になることもしばしば。「こちらがもらわなくても、夫は相手に高額を渡したがるので困ります(幼児にまで)」といった声もあるように、その金額については「世間体を気にして」という実情もあり、高額になる傾向があるのかもしれません。ただ、一度上げた金額はなかなか減らせないもの。親戚や知人のお子さまに、行き当たりばったりで渡すのではなく、あらかじめ「何歳からあげるか」「いくらくらいあげるか」など、家計も考えつつ、じっくり考えておいたほうがよさそうです。「親戚とは金額を申し合わせている」といった声も多く聞かれました。

 

お年玉を巡っては、お金のことだけに「大人の事情」もいろいろと絡んできますが、お子さまにとっては楽しみなイベント。誰にとっても気持ちのよい「お金のやりとり」を心がけたいものです。

 

出典:「もらう」「あげる」 お年玉との付き合い方 -ベネッセ教育情報サイト

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