赤ちゃんの誕生、成長記録はどう残す?
赤ちゃんの誕生や成長はずっと残しておきたいもの。ですが、残したいものがあまりにも多く、「どうすれば上手に記録し、整理することができるの?」と困っているパパ・ママが多いのも事実です。
この記事では、「毎日ノートに記録するのは無理」「写真の整理は苦手」というかたのために、手軽さを重視しつつも、ちゃんと残せる、簡単な誕生・成長記録の方法をご紹介します。
1枚1枚プリントアウトはしない!1年を1冊の本にする
今や本当に簡単に、いつでもどこでも撮影できる写真。デジカメやスマホを使えば、枚数を気にすることなく撮影できます。
しかし、デジカメやスマホで撮影してもデータのままにしてしまい、そのなかから選んでプリントアウトするのは大変。アルバムに貼る(ポケットタイプのアルバムに入れる)ことすら面倒に感じてしまいますね。
プリンターでの印刷とアルバム収納の手間を一気に省けるのが、写真をいきなり本にしてしまう「フォトブック」サービスです。1年に1冊作る、あるいは誕生日の月にそれまでの1年をまとめるなど、ある程度まとめて作ると決めてしまいましょう。写真を選ぶ必要はありますが、一度できあがったフォトブックを手にすれば、「写真を選ぶ楽しみ」に変化することは間違いありません。
文字の記録は「たくさん書かなくてもいい」という気軽な方法で
その瞬間を写真で残すのが難しい場合は、「文字での記録」をしておきたいものです。活用したいのが、「母子手帳」。母子手帳は健康診断や予防接種のときなどにも頻繁に使うので、出し入れしやすい場所に入れてあるものです。書くスペースは限られますが、ある程度まとめて書くこともでき、同時に身長や体重などの成長の記録もチェックできます。
また、あらためて記録のための手帳を用意するのではなく、一般的な「スケジュール帳」を成長記録に使ってしまうという方法もあります。たくさん書くことはできませんが、その「ちょっとメモしておけばいい」という手軽さがあったほうが、書くことそのものを習慣づけ、長く続けることもできます。
成長記録というと、どうしても「全部が全部、もれなく残したい」という気持ちが強くなり、大変になってやめてしまう、逆に手を出せなくなってしまう、ということが多くなります。記録は「記憶」を助けるもの。将来思い出すきっかけになるくらいのものであっても、十分なのではないでしょうか。
倉持鎮子
自身も6歳、10歳の子どもを育て、育児・食育・親子問題についての執筆を行うライター。医療・健康・体の不思議、子育て中にもできる美容などにも触れ、さまざまな面から「子どもとの生活」についてのライティング実績がある。講師業では、「脳と体を考える食育」についての情報を提供。