お宮参りとは?

 生まれたばかりの赤ちゃんがふっくらしてくる頃。家族みんなで初めて神社にお参りに行くことを「お宮参り」と言います。宗教の違いもありますし、必ずしなければならないというものではありません。それにも関わらず、多くの人が「お宮参りは済ませた?」と聞いてくるかもしれません。なぜでしょうか。

 

 

 言ってみれば、お宮参りは産院での「一カ月検診」のようなもの。一カ月検診で母子ともに順調な経過であることがわかると、とてもほっとします。お宮参りは初めて家族全員で外に出かける行事。赤ちゃんと家族の健康があってこそできるものでしょう。多くの人はその確認をしたいのかもしれません。お宮参りは赤ちゃんが平和に育つことの象徴でもあるのです。

 

 お宮参りでは、神社へのお参りのほか、親族への挨拶まわり、お祝いの食事をすることもあります。無事にお宮参りを終えることができるよう、基本的な知識を得ておきましょう。4つの記事に渡り、「お宮参り」とはどんなものか、どのように行えばいいのかをご説明します。

 


お宮参りはどこで?家族が暮らす神社や、実家の近くの神社でも

 本来のお話をすれば、お宮参りは「氏神様の氏子になったことを認めてもらう」という意味をもっています。しかし、現在は「その土地の神様に赤ちゃんの誕生を報告し、今後の健やかな成長をお祈りする」という行事だと考えればいいでしょう。

 

 ご家族が暮らす土地の神社で、日々近くで見守ってもらえるようお祈りしてもいいですし、慣れ親しんだご実家近くの神社で、こころ静かに赤ちゃんの成長を願うのもまたよいことです。

 

 神職に祝詞(のりと)をあげてもらう場合には、事前に神社に連絡を入れ、予約する必要があります。 

 

お宮参りはいつごろ?生後1ヵ月を過ぎたころ、赤ちゃんとママが元気なら

 お宮参りを行う日は、男の子なら生後31日目、女の子なら生後32日目と言われています。しかし、地方によって時期はさまざまですし、なにより赤ちゃんとママが万全の体調であることを重視すべきです。季節や天気も考慮して、無理のない日に行いましょう。

 

 おじいちゃんやおばあちゃんに同行をお願いする場合には、日程が変更する場合もあることを事前に伝えておくといいですね。

 主役は赤ちゃん。お宮参りは数ヵ月ずれたとしても、何ら問題はありません。

 

 

倉持 鎮子

自身も6歳、10歳の子どもを育て、育児・食育・親子問題についての執筆を行うライター。医療・健康・体の不思議、子育て中にもできる美容などにも触れ、さまざまな面から「子どもとの生活」についてのライティング実績がある。講師業では、「脳と体を考える食育」についての情報を提供。

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