人間工学の専門家が伝授! 集中できる学習机と椅子の選び方

人間工学の専門家が伝授! 集中できる学習机と椅子の選び方子どもが多くの時間を過ごす学習机と椅子。人間工学の立場から、体に負担をかけない姿勢と環境づくりについて研究している日本大学教授の青木和夫氏に、体に無理がかからず「集中できる」学習机と椅子の選び方をアドバイスいただいた。

 

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机も椅子も、なるべく成長に合わせて高さを調節できるものを選びましょう。高さを変えられない場合は、椅子のクッションや足台などで調節します。

 

先に、椅子を選び、高さを合わせます。

 

<椅子選びのポイント>

 

●足の裏がぴったり床につく
●ひざの角度が90度になる
●ひざの裏に圧迫感がない
●背もたれにぴったり背中がつく

 

足を床につけることで、姿勢が安定します。
椅子の前面がひざの裏に当たっていると、血流が悪くなり、むくみが出やすくなります。

 

次に、この椅子に座った状態で机の高さを合わせます。

 

<机の高さ調整のポイント>

 

●机に腕を載せたとき、ひじの角度が90度になる

 

これが、背中が伸びやすく、勉強するときも目が疲れにくい高さです。

 

「集中しているときは余分な体の動きが少なくなる」ことが検証されていますが、これは「体を固定すれば集中できる」のではなく、「集中しているときは、体をやたらと動かす必要がないほど、自然にリラックスした姿勢が取れている」ことを示していると考えられます。つまり、なにかに夢中になって取り組んでいる状態こそが、その子の体にとっての「よい姿勢」なのではないでしょうか。子どもがいつでも集中できる環境を整えてあげ、子ども自身が心地よい状態を体で覚えることが、そのままよい姿勢づくりにつながると考えられます。

 

出典:良い姿勢を保つための環境づくり -ベネッセ教育情報サイト

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