小学生を持つ保護者の9割以上が「箸を正しく使ってほしい」 実態は?
ベネッセ教育サイトでは、小学生の子どもを持つ保護者を対象に、箸の持ち方を矯正しているか? その場合の方法についてオンラインアンケートを実施した。外食や、友だちの家に招かれての食事会など、家庭外で食事をする際に、子どもがお箸をきちんと使えているかどうか、気になることが多いのではないだろうか。他の家庭では、どのようにしているのだろうか。(アンケート期間:2013年7月 回答者数:1559名)
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お子さまが正しく箸を持てているかを伺ったところ、低学年・中学年・高学年のいずれも約7割前後のお子さまが正しく持てる、という結果となりました。ただ、同時に、学年が上がっても箸を正しく持てる割合が顕著に増えていっているわけではない、という事実も浮き彫りとなりました。
「箸を正しく持てない」と回答した保護者のかたに、持ち方の矯正を行っているか伺ってみたところ、矯正を行っているのは約半数、という結果でした。
【図 お箸の持ち方矯正は行っていますか?】
では、保護者のかたは箸を正しく持てなくてもよいと考えているか? というと、9割以上が「箸を正しく持てたほうがよいと思う」と回答しています。理由は「日本人の基本だから」「人前で恥をかかないように」といった回答が多く、恥ずかしくない振る舞いができるようになることを望んでいるようです。
実際に、矯正を行っている、と回答した家庭では、「口頭で注意」が多くの割合を占めています。特に高学年では約6割。低・中学年では、「矯正用箸」を使っているご家庭もあるものの、「口頭で注意」が約4割とトップで、お子さまに何度も言い聞かせている保護者のかたの苦労が伝わってきます。