英国生活1年で帰国!? 海外嫌いだった長女の発言に母の思いは?

英国生活1年で帰国!? 海外嫌いだった長女の発言に母の思いは?夫の海外転勤に伴い、家族でロンドンへ渡った沓澤家のイギリス生活も、間もなく1年が経過する。渡英を渋っていた長女も環境の変化に慣れ、初めての冬を迎えたところに突然の帰任命令が。とまどいを隠せない妻の糸氏が、恐る恐る切り出した帰国話に長女の反応は?

 

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秋は紅葉が美しく、冬になるとクリスマスに向けて街がにぎわう、魅力に満ちた街ロンドン。このまま一生住んでもいいと思うくらい、私も娘もこちらの生活を楽しんでいたので、夫の帰任報告には、大いに驚きがっかりしました。

 

しかし、感傷に浸っている暇はありません。ロンドンから日本への引っ越しや手続きなど、やるべきことが山積みです。来年春から日本に戻るなら、まずは娘の通う学校を決めなければ! 何より、まずは娘にこのことを伝えなければなりません。日本を離れることを渋っていた娘を説得して来た経緯もあり、1年で帰国することになると話したら、「だったら、こっちに来なかったらよかったじゃない!」と怒り出すかも……。

 

恐る恐る話をすると、娘はひたすら驚いていましたが、「私も日本に帰れるのはうれしい!」「でも、ロンドンも大好きだから、寂しいな」と言うのです。日本以外には住みたくない、と渡英を渋っていた娘からこのような言葉が出るとは思っていなかったので、こちらが驚いてしまいました。

 

本来、大学まで入試のない中高一貫校にいた娘ですが、ロンドンの高校入試を受けたうえ、帰国のための転入試験も受けざるを得なくなりました。「結果的に1年間だけの海外生活のために、いろいろ負担をかけてごめんね」と言う私に、娘は「大変だったけれど、なかなかできない経験ができてよかった。外国も住んでみたら楽しかったよ」と言ってくれました。ほっとしたような、娘の成長を感じてうれしいような気分で胸がいっぱいに。子どもがいる家庭の海外転勤において、子どもの教育は本当に大きな課題だと、実感するできごとでした。

 

出典:突然の帰任命令 -ベネッセ教育情報サイト

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