自由研究に「ガリガリ君」の工場見学 シャリシャリ感の秘密を探れ!
夏休みの自由研究にも利用できる、工場見学。ものづくりの現場を目の当たりにすることで、より身近に感じることができる。アイスの定番として人気のある「ガリガリ君」を製造する、赤城乳業の工場見学の様子をレポートする。
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「ガリガリ君」は、シャリシャリとした食感の「シャリシャリ氷」、それを包んでいる外側の「アイスキャンディ」、持ち手となる「アイススティック」の3つの部分から成っています。では、その製造過程を見てみましょう。
(1)アイスの原料を混ぜる
「ミキサータンク」という大きなタンクの中に、「アイスキャンディ」の原料を入れて、よく混ぜ合わせます。
(2)巨大な氷を用意する
「シャリシャリ氷」を作るための大きな氷のかたまりが、ベルトコンベアーに乗ってゆっくりと流れてきます。
(3)氷を機械で細かく砕く
ベルトコンベヤーに乗った氷は、大きな機械に吸い込まれ、細かく砕かれます。
(4)型に「アイスキャンディ」の素を入れる
型に「アイスキャンディ」の素を入れて、ガリガリ君の外側部分を作ります。
(5)「アイスキャンディ」の素を吸い出す
全部固まる前に、真ん中にたまった「アイスキャンディ」の素を空気の力で吸い出します。こうすることで、固まった外側だけが残るのです。
外側を固めて、まだ固まっていない中身を吸い出すという製造方法は「氷が外側から固まる」という、理科の知識にもつながるので、注目してください。
(6)「シャリシャリ氷」を入れる
できあがった「アイスキャンディ」部分の中に、「シャリシャリ氷」を入れます。
(7)「アイススティック」をさす
アイスキャンディの素でシャリシャリ氷にふたをした後、型の中にアイススティックをさします。
(8)ガリガリ君のできあがり!
アイスが完全に固まったら、型から取り出します。