ロンドン在住の保護者が語る、日本と異なる小学生の放課後の過ごし方

ロンドン在住の保護者が語る、日本と異なる小学生の放課後の過ごし方夫の赴任に伴い、高校生になる長女とともに3人でロンドンへと渡った沓澤家。妻である糸氏は、生活のいろいろな場面で、日本との違いに驚くことがあると言う。沓澤氏の目に映った、ロンドンの放課後の様子はどのようなものなのだろうか?

 

***

 

たとえば小学生の放課後の過ごし方でいうと、日本では仲のいいお友達と遊びに行ったり、学校で放課後のクラブ活動がある場合はその練習に参加したり、習い事や塾に通ったり、保護者が働いている場合は学童保育に通ったり……というのが一般的な過ごし方でしょう。

 

ロンドンでも放課後にクラブ活動を行っている学校は多いようです。アフタースクールクラブといって、学校の先生や、テーマによっては外部講師を招いて、アート、スポーツ、音楽や外国語など、いろいろなテーマの活動が行われています。無料の場合もあるようですが、材料費などの実費や、外部講師が指導してくださる場合は、1回あたり1~数ポンドの実費相当分を、学期分ごとに払い込んで参加するスタイルです。

 

学校のクラブ活動とは別に、サッカーや教会の合唱団、オーケストラなど、地域の中にも子どもが参加できる活動がたくさんあります。多くが、NPOやNGOのような非営利団体が行政からも助成を受けながら運営しているようです。

 

放課後は友達と遊ぶ子どももいますが、日本とはちょっとスタイルが違っています。日本では、あらかじめ約束してお互いの家に遊びに行くのが主流ですが、ロンドンでは登下校も保護者やそれに代わる大人の付き添いが必要なので、放課後や休日に子ども同士が遊ぶ場合も、大人が付き添ったり、送り迎えしたりします。

 

ロンドンでは、塾通いは一般的ではありません。ただ、保護者の駐在等でロンドンに住んでいる日本人のお子さんは、日本人向けの塾がいくつかあるので、放課後や土日に塾に通っている場合が多いようです。

 

出典:ロンドンの子どもの放課後 -ベネッセ教育情報サイト

子育て・教育Q&A