ファミコンから30年 ゲーム機は子どもに欠かせない存在に
任天堂から家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売されてから約30年、多種多様なゲーム機が販売されている。ゲーム機を持っている、または自宅にあるかどうかを小・中学生の保護者に伺ったところ、「持っている/ある」という回答が86.1%に上った。今回は、子どもとゲームをめぐる現状について伺った。(アンケート実施期間:2014/3/12~2014/3/18 回答者数:1478名)
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8割以上の家庭にゲーム機がある一方で、保護者は、ゲーム機で遊ぶことについては、「勉強がおろそかになる」「運動をしなくなる」「視力が落ちる」といった理由で6割近くが否定的な意見を持っています。それでも買い与えるのは「子どもにねだられて、しぶしぶ……」という理由が多いと推測されます。
持っているゲーム機では、任天堂のゲーム機が圧倒的な人気を誇っているようです。ニンテンドー3DS/ニンテンドーDSが91.0%、Wii U/Wiiが65.3%の所有率を誇っています(Play Station(R)は22.6%、Play Station(R) Vita/Play Station(R)Portableは20.6%)。複数種類を所持している割合は69.2%に上り、いろいろなゲームができる環境が整っている家庭が多いようです。
【初めてお子さま用にゲーム機を買った時期を教えてください】
子どもに初めてゲーム機を買った年齢を伺ったところ、年長から小学校低学年が多いようです。理由としては「友達が持っていた」という回答が多く見られました。「ゲームがないと友達と遊んでもらえない」といった声があるように、ゲーム機は子どもどうしの遊びの「必需品」となっている面もあります。そのため、「友達付き合い」の増える小学校低学年の頃に欲しがる子どもが多いと考えられます。