未来の日本に「景気回復」「国際平和」を望む、子どもたちの未来予想

未来の日本に「景気回復」「国際平和」を望む、子どもたちの未来予想何かにつけて暗いニュースが多い中、東京オリンピック・パラリンピックの開催決定は、久しぶりに明るいニュースになったのではないだろうか。オリンピックが行われるころ、そしてその先の未来について、今の子どもたちはどのようにイメージしているのだろう? ベネッセ教育情報サイトでは小学1年生~高校3年生のお子さまを対象に、将来の日本がどうなっているのかについてのアンケートを行った(アンケート期間2013/11/27~2013/12/03/回答者数1,626人)。

 

***

 

日本に限定して、2020年、2050年のイメージを聞いてみました。
すると、科学技術の視点が多かった「世界的な未来の世の中」のイメージとは異なり、気候・風土、経済、治安・安全・福祉、国際関係といった「今の日本の嫌いなところ」が解消されることを望む声が多く見られました。

 

■未来の日本は、どんな日本になってほしいと思いますか
・オリンピック景気で経済が発展し、安心して暮らせる国になってほしい
・原発の問題が解決していてほしい
・高齢者にやさしくなってほしい
・介護問題で自殺する人や幼児虐待がなくなる日本になってほしい

 

■どんな日本になってしまうと心配ですか?
・コミュニケーションがなくなること
・異常気象と地球温暖化で、日本の四季がなくなってしまわないかどうか心配だ
・貧富の差が大きくなっていそう
・他の国と戦争をしないでほしい

 

子どもたちは、2020年、2050年といった未来も現在の延長線上としてとらえており、自らにも大きく影響する日本の課題をきちんと意識していることがわかります。
特にオリンピック・パラリンピックの開催により、経済が活性化し好景気になること、外国とのつながりが深まり、外交関係が良好になること、といった日本にとってメリットがある効果を期待する声が多く見られ、「スポーツの祭典」以外の視点も持ち、未来を見据えていることがわかります。

 

出典:視点はグローバル いまどきの子どもの未来予想 「未来予想」【後編】 -ベネッセ教育情報サイト

子育て・教育Q&A