お年玉、25%以上が「保護者がすべて回収」 全額自由に使えるわけではない現実

お年玉、25%以上が「保護者がすべて回収」 全額自由に使えるわけではない現実子どもたちにとって「お年玉」は、年に一度の楽しみな臨時収入。しかしもらったお金が、すべて子どもの自由になるわけではないのが現実のようだ。ベネッセ教育情報サイトでは小学1年生~高校3年生のお子さまをお持ちの保護者を対象に、お年玉に関するアンケートを行った(アンケート期間:2013/01/09~2013/01/15 回答者数:2,157名)。

 

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保護者やいろいろなかたからもらったお年玉を、子どもはどのように使っているのでしょうか。まず、お子さまが使った金額を伺ってみたところ、「すべて保護者が回収した」という回答が4分の1以上を占め、そもそももらったお年玉をすべて自由に使えるわけではない、ということが現実のようです。
自由に使わせてもらった場合は、普段から欲しかったおもちゃやゲームの購入などに充てるケースが多いようですが、「中古のゲームを買っていた」「これから計画的に使うようです」「ほとんど使っておらず、今後のおこづかいとしてとってあると思う」という声もあるように、使い道を熟考しているようです。

 

【お年玉のうち、お子さま自身が自由に使った金額はどれくらいですか?(複数回答可)】
お年玉のうち、お子さま自身が自由に使った金額はどれくらいですか?(複数回答可)

では、「保護者が回収したお年玉」の行方はどうなっているのでしょうか? お年玉とはいえ家族の収入。家計の足しに……と考える保護者もいるのではないでしょうか。しかし、アンケートの結果によると、7割以上の保護者が「お年玉は子どものもの」と考えているようです。実際、保護者が回収したお年玉の使い道を伺ったところ、回答者の6割以上が一部もしくは全額を「預貯金に回した」と回答しています。
お年玉をすべてお子さまの自由に使わせてしまうと、きっと「今欲しいもの」にすべて使ってしまって、あとに何も残らないに違いない。将来本当に必要になった時にこそ役立ててほしい、そのために今は貯金を。そう考える保護者が多いのだと推測されます。
実際、「祖父母・親戚・知人」からのお年玉総額の、学齢による変化が少ないのは、「お子さまの将来のために保護者に預ける」という意味合いが強い、ということも考えられるのではないでしょうか。

 

出典:「もらう」「あげる」 お年玉との付き合い方  -ベネッセ教育情報サイト

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