「友達に嫌われたくない!」と悩む小4女子に、コーチングのプロが伝えた「提案」とは?

「友達に嫌われたくない!」と悩む小4女子に、コーチングのプロが伝えた「提案」とは?質問ですべての答えを相手から引き出そうとして、会話が止まってしまう時がある。「こちらの答えを無理に押し付けずに『提案』することで、子どもたちに解決策を考えさせることができる」と話すのは、コーチングのプロ・石川尚子氏。その方法を伺った。

 

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子ども対象のコミュニケーション講座で、小4の女の子に「家にいる時の自分と友達といる時の自分が違うので悩んでいます。友達といる時の自分は、嫌われるんじゃないかと思って、言いたいことが言えません」という相談を受けました。様々な質問をしても、答えに行き詰まり、先に進まなくなりました。

 

その時に「一つ提案があるんだけど」と、女の子に投げかけました。「はい」と、彼女が答えるのを待ってから、次のように伝えました。「『私は、こう思っている』っていう言い方をするのはどうかな? たとえば、『こんなこと言ったら嫌われるかもしれないって心配なんだけど、私はこうだったら嬉しい』っていう言い方。どう思う?」女の子は、私の提案に賛成し、実際に行動に移したそうです。結果は「よい感じです!」と笑顔で答えてくれました。

 

ある小学校の先生は、子どもが教科書を忘れた際に、「どうしたらよいと思う?」と質問をして黙り込んでしまった時、次のように提案をしたそうです「次から選ぶとしたら? (1)今から家に取りに帰る (2)教科書がないままで授業を受ける (3)その他」。おもしろいことに、子どもは案外「その他」を選び、「(3)その他、隣のクラスの友達に借りてきます」と、自ら解決策を編み出すのだそうです。

 

「自分で考え、自分で選択する」習慣を、子どものころから身に付けることが大切です。要望や質問にこだわらず、提案をレパートリーに加え、押し付けではなく「自ら選んだ」という感覚を持たせましょう。

 

出典:押しつけない「提案」で子どもが動く -ベネッセ教育情報サイト

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