「素敵と思う名前の読み方」1位、女子「さくら」男子「しょう」
昨今、昔では考えられなかったような個性的な子どもの名前が増えている。読みづらさを感じたり、違和感を持ったりすることも少なくないかもしれない。Benesse教育情報サイトでは、0歳から成人の子どもをもつ保護者のサイトメンバーを対象に、「素敵」または「良い」と感じる名前について、読み方と表記を分けてそれぞれ聞いてみた(アンケート期間2012年6月/回答者数2646人)。
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女の子の名前について、まず「素敵だと思う名前の“読み方”」で1位だったのは、「さくら」。2位以下「はるか」「あおい」と続く。一方「素敵だと思う名前の“表記”」では、同じく「さくら」が1位。2位は「凛」、3位は「葵」だった。
男の子の場合は、「読み方」の1位が「しょう」。 2位「りょう」、3位「ゆうき」という結果に。「表記」のほうは、1位から順に「翔」「遼」「涼」となった。
逆に「あなたがいちばん違和感を感じる名前はどれですか?」と質問したところ、1位は「当て字で読めない」42.0%。2位「名前にはふさわしくない漢字が使われている」19.8%、3位「名前の読みが、良くない意味にとれる」8.6%という結果で、「読めない」ことへのもどかしさを持つ人が非常に多いことがわかった。
ちなみに2011年出生の赤ちゃんの名前ランキング(ベネッセコーポレーション調べ)では、女の子3位の「結愛(ゆあ)」や男の子1位に「大翔(ひろと)」だといった名前も上位にランクインされており、今風の読み方の名前も人気となっているようだ。