関西エリアから世界を変える 情報工学とエンタテインメントの専門職大学【変わる大学】

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古代から経済・文化の中心地として数多くの「上方文化」を生み出し、現在でもお笑いや舞台など、さまざまなエンタテインメントの集積地となっている大阪。そしてパナソニック、任天堂、京セラ、村田製作所など、最先端のテクノロジーを誇る日本を代表する企業が本社を置く関西エリア。

文化発信地の関西らしさを生かし、学生と教員の密接なコミュニケーションで“おもろい夢の実現”をテーマに情報工学とデジタルエンタテインメントを融合させた学びを提供する専門職大学が誕生しました。
今回は、関西エリア初の工科系専門職大学、大阪国際工科専門職大学の学びについてご紹介します。

この記事のポイント

「Society5.0」時代に対応する、関西初の工科系専門職大学が開学

2021年4月、関西初の工科系専門職大学として、大阪国際工科専門職大学が開学しました。大学の理念は、新たな価値やサービスを生み出し社会課題を解決する “Designer in Society(社会とともにあるデザイナー)”を育成すること。「Society5.0」時代に必要とされるAI、IoT、ロボット、ゲーム、CG等の分野において、「アカデミックな大学教育」と「高度で実践的な実務教育」で、グローバルに活躍できる人材を育成していきます。

大阪国際工科専門職大学の学長には日本の大学教育をリードしてきた元東京大学総長の吉川教授、副学長には国際的ロボット競技大会「ロボカップ」創設者の一人でもあり、元大阪大学教授・元日本ロボット学会会長の浅田教授が就任。学長・副学長の多様な経験や国際的人脈等によって、未来を担う人材育成のための最先端のカリキュラムを実現しています。

ITやエンタテインメント業界で活躍してきた実務家教員から実践的に学修

大阪国際工科専門職大学には、長年“AI×ロボット”の研究を続け認知発達ロボティクスの世界的な第一人者で、世界の科学者トップ2%にも選出(*)された浅田副学長など、優れた実績を持つ教員が在籍。さらに、パナソニック、NTT、ルネサスエレクトロニクス、任天堂、カプコン、ドワンゴなどのグローバル企業出身の実務家教員たちによって、世界や業界の最先端・最前線の知識・技術を学ぶことができます。
(*)米国スタンフォード大学の研究チームが、世界中の科学者約800万人を対象にした調査。

また、日本国内随一のエンタテインメント発信地でもある関西の特性を生かし、“おもろい夢の実現”をテーマに社会の期待に応える最先端のイノベーションを起こす人材を育成することを目標としています。客観的な「おもしろい夢」ではなく、学生自身の主観的な「おもろい夢」を探求し、主体的なモチベーションを重視してポジティブに夢の実現を行うための教育が特徴です。

学生と教員の密接なコミュニケーションによる、少人数制の学び

大阪国際工科専門職大学には、工科学部にAI・IoT・ロボットを学ぶ「情報工学科」と、ゲーム・CGを学ぶ「デジタルエンタテインメント学科」の2学科を設置しています。

専門職大学の設置基準となっている600時間以上の長期の企業内実習をはじめ、授業の1/3以上で実習等を行い、社会の第一線で活躍できるよう実践的に学修していきます。
そのため大阪国際工科専門職大学では、160名の入学定員に対して30名以上の専任教員を抱えることで、少人数スタイルの授業を採用し、学生と教員の密接なコミュニケーションを重視しています。
授業は原則40人以下で実施、さらに入学時から約10人を1グループとして担当教員がつく「担任制」を導入。日々の学修から生活相談、将来の進路まで、きめ細かな指導やアドバイスが受けられます。

このような一般的な四年制大学では実現不可能といえる学生と教員との距離の近さによって、学生それぞれが描く“おもろい夢の実現”をサポートしています。

副学長と1対1の面談などを通じて、学生たちの夢の実現をサポート

浅田副学長は「希望する新入生と入学前から何度も対面やオンラインで、1対1の面談をしています。しっかり夢を持っている学生、留学を希望している学生など、じっくりと話をすることで学生それぞれが描く夢や目標、それらの実現に向けて課題が見えてきます。」と話します。

例えば、ITをSDGs(持続可能な開発目標)に応用したい、祖母のケアロボットを開発したい、孤独死をなくすためのコミュニケーションAIを作りたいなど、具体的な夢を持った学生には、さらにモチベーションを向上させるために自身で課題を発見し解決するためのサポートをしています。
ただ、すべての学生が具体的な夢を持っているわけではないのも事実です。そのような学生に対しては、抽象的な目標や夢をより具体化したり、一緒に見つけていくために教員が伴走したりするように努めています。これも少人数制や担任制を採用している大阪国際工科専門職大学ならではの特徴といえます。

大阪らしいユニークさを大切に、最先端かつ実践的な学びを提供

4月に入学した1期生の学生から、「実習などの実践教育の時間が一般の大学とは桁違いのため確実に力がつくと確信しました。副学長との面談などもあって目標を明確にできる機会も多く、新しいことに挑戦できる学びは魅力的です」、「ゲームやCG業界の第一線で活躍する先生方から、基礎から実践的なことまで1年次から学べます」といった声があるように、大阪国際工科専門職大学では、容易には先の読めないこれからの社会において、変化に対して柔軟に対応できる実践力を身に付けていきます。

浅田副学長は「一般的な大学では教員の研究がメインになりがちですが、本学では学生の夢の実現をメインにしています。企業出身の、ある意味で社会経験の濃い実務家教員たちの、ユニークで実践的な講義も魅力だと思います」と話します。

キャンパスが大阪駅前という都心かつ刺激的な立地なのも魅力的といえるでしょう。企業へのアクセスやエンタテインメントに触れる機会にも恵まれています。最先端の教育環境で、自分のやりたい、実現したい“おもろい夢”に向かって、自由に、アクティブに、チャレンジできる大阪国際工科専門職大学。ここから世界に向けて未来のデジタルサービスやエンタテインメントが生まれてくる日が、きっと訪れることでしょう。

大阪国際工科専門職大学(2021年4月開学)
https://www.iput.ac.jp/osaka

本掲載情報は2021年8月時点のものです。
監修 / 進研アド

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