コロナ禍の今だからこそ「薬学」の重要性を考える 薬剤師を目指すためのカリキュラムとは【PR】

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新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちは毎日のように「薬」に関わるニュースを目にするようになりました。薬の専門家である「薬剤師」には、チーム医療における薬物治療の担い手として、またはかかりつけ薬剤師として地域住民の健康維持増進の担い手として、さらに重要な役割が求められています。
ここでは、専門性を発揮し、人々のニーズに応える薬のスペシャリストを育成する明治薬科大学の「薬学教育」の事例をご紹介します。

この記事のポイント

多様なニーズに応える特色ある薬学教育

AIが急速に生活に浸透する一方で、突如として発生した新型コロナウイルスにより、世界中で人の移動が制限されるなど、私たちは先の予測が難しい時代を生きています。
新しい時代の多様なニーズに応えられる人材の育成が急務となっている状況は、「薬学」という領域も例外ではありません。薬の安全な管理・運用が、コロナ禍によってさらに重視されていることや、薬に関する不安払拭に個別対応ができる、かかりつけ薬局への期待が高まっていることなどを見ても、それは顕著です。

1902年に創学した明治薬科大学は、近代的な医薬分業の実現に貢献したことをはじめ、常に新しい時代の医療を見つめ、教育研究を実践してきました。
現在は、豊かな人間性と高度な知識を備えた薬剤師を養成する薬学科(6年制)と、医療の発展に貢献する薬のスペシャリストを育成する生命創薬科学科(4年制)の2学科を有し、それぞれで特色ある学びを展開しています。

薬学科(6年制)めざす薬剤師像に合わせた、7コースの独自研修プログラム

薬剤師と聞くと、活躍の場として多くの方が真っ先にイメージするのが、病院や薬局かもしれません。
しかし実際は、行政機関で薬の安全な運用を管理したり、薬の開発過程で行われる、専門機関の臨床試験をコーディネートしたり、メーカーで化粧品の開発に携わったりなど、多岐にわたります。
それぞれの業務に就くには、薬剤師国家資格を取得していることが薬の高度な知識を有する証しとなりますが、それぞれの分野に特化したプラスαの専門性をもっていれば、現場で一層活躍することができます。
明治薬科大学の薬学科(6年制)の最大の特徴は、5年次に独自の研修プログラムを設置していること。学生が自分のめざす薬剤師像に合わせて高度な専門性を身につけられるように、薬剤師国家試験受験資格取得に必須と定められた、病院と薬局での薬学実務実習(22週間)に加えて、3~4か月間にわたって7コースから選択できる実習・演習を行います。

1.病院薬学コース
薬物治療から生きた臨床薬学を学ぶ「病棟業務」を中心に、実務実習を行います。平日週4日間は病院での実習を行い、週末は大学で少人数ゼミによるフォローアップを実施。実習中の薬物治療上の問題について討論し、臨床における課題への適応力を身につけます。

2.地域医療コース
薬局実務実習のさらに応用的な教育として、薬局での実習を中心に、薬物治療にとどまらず在宅医療やセルフメディケーションなどの健康管理全般について学びを深化させます。患者さんや地域の方に指導・アドバイスできる力に加え、地域医療のリーダーに求められる問題解決能力を養います。

3. 臨床開発コース
製薬企業などの臨床開発職や医療機関の臨床試験(治験)コーディネーターなどの業務を通じ、薬剤師に必要な知識・技術・態度を修得。事前講義・演習と、約3か月間の現地見学実習により、問題解決能力の高い薬剤師をめざします。

4.健康薬学コース
環境衛生、食品衛生、疾病の予防、薬事行政など、保健衛生分野で活躍する薬剤師をめざします。調査・試験研究機関での実習を通じ、保健衛生関連の技術や技能を磨くほか、検査業務への理解を深め、保健衛生分野における問題解決能力を身につけます。

5.伝統医療薬学コース
現代のニーズに合わせ、伝統医療を含む幅広い医療サービスを提供できる薬剤師をめざします。漢方専門薬局を中心に、鍼灸、漢方薬製造メーカー、薬用植物園などで実習や見学、アロマセラピーの講習を行い、伝統医療の実態を学習します。

6.海外医療研修コース
カナダ・英国・タイの提携校での実務研修によって国際感覚のある薬剤師をめざします。渡航前に行う英語力のレベルアップ講座、約2か月間の海外での実務実習、体験報告というフローで構成されます。

7.薬学研究コース
教員の指導のもとで薬学研究を進めます。4年次の卒業研究をさらに進めたり、病院・薬局での薬学実務実習で見いだした問題や、興味のある課題にじっくりと時間をかけて取り組みます。研究に必要な技術とともに、テーマと正面から向き合う研究マインドを磨きます。

生命創薬科学科(4年制)4つの研究室をローテーションし、自分に合った専門分野を見いだす

優れた研究者を輩出するためには、学生が心から追究したいと思う分野と出合える環境が一つのポイントとなります。研究者をめざし大学院に進学する学生も多い明治薬科大学の生命創薬科学科(4年制)では、4年次から一つの研究室に所属します。3年次には、1年間をかけて4つの研究室を体験し、追究する専門分野をじっくり見定めることができる「薬科学総合実習・演習Ⅰ・Ⅱ」という科目を設けています。

研究室は、大きく生命科学系と創薬化学系に分かれます。この各系統から2つずつ、計4つの研究室をローテーションし、教員や大学院生の指導のもとで、基礎的な実験のスキルや専門分野の論文を読み解く力を修得します。複数の分野の研究を間近に見て体験することで、幅広い視野からミスマッチなく所属研究室を決定できるのがメリットです。

さらに生命創薬科学科では、大学院と一体化したカリキュラムを用意。大学院の一部の科目を4年次に履修できる制度を取り入れているほか、大学院進学に向けた個別指導をきめ細かく実施しています。2020年度は、卒業生の62.5%が明治薬科大学の大学院(薬学研究科生命創薬科学専攻)に進学しています。

まとめ & 実践 TIPS

多くのお子さまにとって、「薬」はまだ身近なものではないかもしれません。ただ、コロナ禍で自身の行動が制限された経験は、薬の役割の大切さを実感する一つのきっかけになるはずです。ワクチンの接種やPCR検査が、現状の解決にどのように役立つかなど、薬が私たちの暮らしとどのように関わっているか、ぜひお子さまと一緒に考えてみてください。お子さまが「大学で何を学ぶか」を考えるための種は、日常生活の中に転がっています。

明治薬科大学
https://www.my-pharm.ac.jp/

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