【中学受験】直前予測!2021年度入試の志望者動向・倍率 11月四模試から分析(男子編)

中学受験が本格的に始まる時期となりました。森上教育研究所では、11月に実施された四模試で、昨年から志望者数を10%以上伸ばした学校と10%以上減少した学校を分析しました。この分析結果と昨年度入試の実倍率に基づき、2021年度入試の倍率予想についてお伝えします。今回は男子の動向です。

難関校は避け、受けやすい中堅校・中位校を選ぶ傾向がさらに顕著に

11月の四模試もこれまでの模擬試験の志望傾向と同様に、難関校の志望者数は1割程度減少しており、中堅校・中位校などの比較的受けやすい学校の志望者数が増加しています。難しい学校は避けて手堅く勝負するという方針で受験に臨む傾向が顕著だと言えます。

2月1日に入試を行う学校で見ると、まず最も増加傾向が顕著なのは日大豊山です。四模試の志望者数が昨年の171人から311人に増えており、このままの傾向であれば入試での倍率も昨年の3倍から5.4倍にまで跳ね上がると考えられます。

高輪も高輪ゲートウェイ駅開業の効果もあってか、志望者数が292人から361人に増えており、入試の倍率は2.8倍から3.5倍になると予想しています。これらに代表されるような男子校の中位校の人気が、今年はかなり高まるでしょう。

同様に、青稜、山手学院、日大第三、関東学院といった比較的受けやすい神奈川・東京南部の共学校も志望者数が増加しており、倍率が高まりそうです。

また、昨年まで倍率が比較的低かった駒場東邦、サレジオ学院といった準難関校についても志望者数が2割弱増加しています。これらの学校も入試倍率を2倍前後から2.4倍くらいへと伸ばしていくのではないでしょうか。同じ準難関校の海城も志望者数を1割増やしていますので、2.8倍であった入試倍率を3.1倍へと増やすと予想しています。

志望者数が減少しているのは難関校です。
開成の志望者数は昨年の9割程度に減っており、受験者数も減少すると考えられます。
男子校の攻玉社、世田谷学園も昨年受験生が増え倍率が高くなっていましたが、志望者数を100人近く減らしており、今年の倍率はやや落ち着きそうです。

共学校では渋谷教育渋谷、桐蔭が同様に志望者数を減らしており、受験者数が減少すると考えられます。

午後入試・1月入試の志望者も減少、受験校数は絞る傾向

2月2日に入試を行う学校では、聖学院、芝浦工大附属、高輪、青稜といった中堅校、中位校の志望者数が増加しており、人気が高い傾向があります。一方で付属校の志望者数は微減傾向になり、今年は人気がやや落ち着いてきています。
特に昨年まで人気を集め受験者数が増加していた中央大横浜、法政大第二、立教池袋、明大明治は志望者数が減少に転じています。ただ、系列大学に進学が可能でかつ他大学の受験も可能な「半付属校」の人気は高く、ある程度の増減はあっても今後も受験者を集め続けるでしょう。

地域的に見ると、やはり東京と神奈川の学校に人気が集まっています。
茨城は公立の中高一貫校が昨年から増えており、2022年度にはさらに2校増えることもあり、私学の志望者数も増える基調にあります。

1月に入試が行われる埼玉・千葉については、青山学院浦和ルーテル、大宮開成が昨年から受験者数を増やしており、今年もさらに倍率が高まると予想されていますが、こうした一部を除くと総じて志望者数は1割程度減少しています。
これは、東京から併願校として受けに行く受験生が減っているということが影響していると思われます。午後に行われる入試の志望者数も全体に減少傾向にあることを踏まえると、あまり多くの学校を併願せず受験校数を絞り、なるべく受かりやすい学校を手堅く受験するという傾向が今年は強いと言えます。

まとめ & 実践 TIPS

難関校の志望者数は1割程度減少する一方、中堅校・中位校などの比較的受けやすい学校の志望者数が増加しており、難しい学校は避けて手堅く勝負するという方針で受験に臨む傾向が顕著と言えます。付属校の志望者数は微減傾向になり、特に昨年まで人気を集め受験者数が増加していた学校では減少に転じていますが、「半付属校」人気は続くでしょう。1月に入試が行われる埼玉・千葉の学校、午後に行われる入試の志望者数は一部を除いて全体に減少傾向にあり、併願校を絞り、なるべく受かりやすい学校を手堅く受験するという傾向が今年は強いと言えます。

プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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