中学受験の面接 何が評価される? 親の面接で質問されることや服装は?

中学受験では、子どもの面接が行われる中学校、さらに保護者の面接が行われる中学校もあります。こうした面接において学校は何を評価しようとしているのか、森上教育研究所がお伝えします。

子どもの面接では「元気に学校生活を送ることができそうか」が最も重要

2021年度の入試では、コロナウイルス感染拡大の影響で面接を縮小したり取りやめたりする中学校もいくつか出てきていますが、引き続き行う学校も数多くあります。この面接で、学校はお子さんを次のような観点から評価しようとしています。

(1)元気に学校生活を送ることができそうか
(2)入学後にやりたいことのイメージを持っているか
(3)面接官と問題なくコミュニケーションがとれるか

(1)の「元気に学校生活を送ることができそうか」は最も重要です。面接官は小学校時代のエピソードなどを聞く中でこの点を確認しようとしますから、「小学校でも元気に過ごしてきた」ことをアピールしましょう。では、持病などがあるとよくないかというとそういうわけではありませんので、正直に答えて大丈夫です。ただ「入学後にきちんと通いたい」という意欲ははっきりと示しましょう。

(2)は、たとえば学校の志望動機を語る中で、「入学後はこのクラブ活動をしたい」「この学校の運動会や文化祭などの行事に参加したい」といった形で、学校に入学したい意欲を持っていることを具体的に伝えることが大事です。

(3)は、聞かれたことを理解してそれに沿った答えを返すことができれば大丈夫です。ただ、慣れていないとつい聞かれたことと違うことを答えてしまったり、あまりよくわかっていないようなあいまいなことを答えたりしてしまいがちです。事前にご家庭で口頭でのやりとりを少し練習しておいたほうがよいでしょう。

保護者は「学校のことをよく理解している」ことを伝えられるように

保護者に対しての面接が行われる場合に評価される点は、「学校のことをよく理解しているか」に集約できます。たとえば、次のような問いでこの点を学校側は確認しようとします。

(1)学校説明会や文化祭などで、実際に学校に足を運んだことはあるか
(2)学校の教育方針を理解しているか

(1)は、併願校の場合にパンフレットを見ただけで受験するかたもいらっしゃるので、一度くらいはきちんと学校に見に来てくれているのか、本当に合格後に入学する意思があるのかを学校は確認したいわけです。「小3から毎年文化祭に来ています」「学校説明会と文化祭の2回伺いました」といった答えで学校とのご縁を大切にしたいという気持ちがあることを伝えられると喜ばれるでしょう。

(2)は、学校側が良いと考えていること、悪いと考えていることについて大まかな理解があるかということです。入学というのは契約と一緒ですから、学校側の方針を理解しておかないと後でお互いに苦労することになります。事前に学校の教育方針は確認しておくようにしましょう。

また、面接の際の保護者の服装で悩まれるかたもいらっしゃるかもしれませんが、「スーツでないといけない」ということはありません。レストランに行くくらいのドレスコードが守れていれば十分です。ただ、うっかり履物を運動靴などで行ってしまうかたもおられるので、そこはご注意ください。

まとめ & 実践 TIPS

面接では、子どもは(1)元気に学校生活を送ることができそうか、(2)入学後にやりたいことのイメージを持っているか、(3)面接官と問題なくコミュニケーションがとれるか、という3点が評価されます。ご家庭でやりとりの練習も少し行って、はっきりと入学への意欲を答えられるようにしましょう。保護者は、(1)学校説明会や文化祭などで、実際に学校に足を運んだことはあるか、(2)学校の教育方針を理解しているか、といった問いから「学校のことをよく理解しているか」が問われますので、事前に学校の教育方針は確認しておきましょう。

プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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