高校入試の「英作文」が苦手! 秋からの対策は? メール返信などの英作文が出題され、配点12点 のケースも!
「単語や構文は一通り覚えたのに、英作文ができない」と悩んでいませんか。英作文の問題は学校によって出題傾向が異なるため、志望校に合わせた対策が必要です。
英語の過去問や模試でなかなか8割以上をとれない中3生のために、秋からできる公立高校向け英作文対策を解説します。
都立高校入試英作文は“メールの返信”
東京都立高校入試の英作文では、メールなどの返事を書く問題が3年連続で出題されています。メールの最初と最後は書かれていますので、それを参考に本文の一部を考えて3つの英文を作るという出題形式です。配点が12点と高いので、正解できれば大きな得点源になります。
ポイントは、メールのやりとりをしている外国の友人に対して、どんな返信をする必要があるのかをつかむこと。特に空欄の直前には、「○○について書きます」という内容があることが多いので、忘れずにチェックしてください。
英文が1つしか書けない場合は、“It is because 〜.”や“For example,”などで情報を追加しましょう。
神奈川県公立高校入試英作文は“絵に合った短文”
神奈川県公立高校入試の英作文は、提示された絵と文章を見て、文章中の空欄を埋めるという問題形式です。
ポイントは、都立高校の英作文同様、前後の文脈をしっかりつかむこと。全体の絵と文章を見て流れを確認するのはもとより、空欄の前後にどのような文章があるかも必ずチェックしてください。空欄前の情報だけでは何を書くべきか分からない時は、空欄のあとにある情報が役立つでしょう。
問題自体は都立高校よりも簡単ですし、配点も5点程度です。求められる英文の長さも短いため、取り組みやすいでしょう。しかし、正解する人も多いと考えられますので、油断は禁物です。
英語構文をアレンジして「伝えたいこと」を伝えよう
英作文の出題傾向が分かったら、それに合った英作文対策を行います。都立高校入試なら自分の日常や考えを伝える表現、神奈川県公立高校なら、他の人に質問する表現を中心に対策するとよいでしょう。
効率的な対策としては、これまでに覚えた構文の単語を入れ替え、自分が伝えたい内容を表現する練習があります。“It is (形容詞) for (人) to do.”という基本構文でも、次のようにさまざまな内容を表現できます。
● It is important for me to listen to music every day.
● It is necessary for him to drink a glass of water every hour.
● It is easy for her to finish her homework before supper.
また、英語日記も楽しみながら実践できる英作文対策です。疑問に思ったことを英文で書いてみるのもよいでしょう。
入試の英作文は、かっこいい英文より「伝えたいことが伝わる」英文を心がけましょう。
まとめ & 実践 TIPS
英作文対策では、複雑な英文を書く必要はありません。まずは構文の単語を入れ替え、自分が伝えたいことを表現してみてください。
また、英語日記は日常生活を英語で表現する練習になります。英文で自分の考えや日常を伝えられる楽しさも味わえるでしょう。
出典:学力検査問題等|東京都
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/
出典:令和2年度 共通選抜 学力検査問題|神奈川県
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/gakuryokukensa/r2.html
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