新4年生から通塾を考える方のための、子どもに合った塾選びのコツ【中学受験】

お子さんの中学受験を考えているご家庭では、3年生の秋から冬にかけて入塾試験を受け、3年生の2月(新4年生)に通塾をスタートする予定を立てられているかたが多いかと思います。ただ、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、子どもを連れて多くの塾に見学に行くのは難しい状況です。そうしたなかでお子さんに合った塾を検討する際のコツを、森上教育研究所がお伝えします。

この記事のポイント

友達と安全に通い続けられ、気軽に通い始められる塾を選ぶ

塾を探す際にまず検討したいのが「子どもが安全に通い続けることができる場所にあるか」です。家から無理なく通える距離にあるか、通塾のルートに危険な場所はないか。こうした点を検討します。ある程度通いたい塾を絞り込んだあとは、保護者が実際に足を運んで、塾のある建物の構造は安全かも確認しましょう。また、今の子どもは汚いトイレは苦手ですから、トイレの場所とともにトイレがきれいかどうかも見ておくとよいでしょう。

塾を探す際にまず確認すべきポイント

  • ・子どもが安全に通い続けることができる場所にあるか
  • ・塾のある建物の構造は安全か

また、塾のホームページなどで授業の内容や、時間数、費用をチェックされるかと思います。初めての塾通いになるお子さんが多いでしょうから、気軽に通い始めることができ、無理なく続けられるよう、授業時間数はあまり多くない塾を選ぶのがポイントです。またあまりに高額な費用がかかる塾では、「きちんと学習させなくては」とプレッシャーがかかりますから、保護者にとっても気軽に始められるよう、費用がそれほど高くない塾を選ぶとよいでしょう。ただし、最初から難関中学校を目指すという高い目標を持っているご家庭の場合は、志望校の合格実績がある塾を最優先しましょう。

気軽に通え、無理なく続けられるポイント

  • ・授業時間数はあまり多くない
  • ・費用がそれほど高くない
  • ・志望校の合格実績

もう一つ観点に加えていただきたいのが、仲の良い友達と一緒に通えるかという点です。子どもにとっても、友達と一緒の塾であれば楽しく通えますし、励みにもなります。加えて、中学受験は保護者が情報収集をしたり子どもを励ましたり、と子どもと二人三脚でがんばる必要があります。そうしたときに、情報交換をしたり、何かと相談しあったり、励まし合ったりする相手がいるというのは、保護者にとってもとても心強いものです。可能であれば、友達の親御さんにも声をかけて一緒に塾選びをするとよいでしょう。

学習の量、塾の雰囲気をつかむには休暇中の講習を受講してみるのもよい

保護者が情報収集を行ってもなかなか見えてきにくいのは、授業の内容や一日の学習量です。宿題の量はどれくらいなのか、レベルはどのくらいなのか、お子さんはついていけそうなのかといったことは、実際に使用するテキストを見せてもらって話を聞かなければわかりません。しかし、事前にテキストを見せてくれない場合も多いのです。そういう場合は、お金はかかりますが、まず夏期講習や冬期講習を受講してみるのも一つの方法です。

もし二つの塾で迷っている場合は、両方の講習に参加してみるのも手だと思います。その際は、たとえば夏期講習であれば、1学期の復習のための夏期講習、2学期の予習のための夏期講習、と役割を分けるとよいと思います。そうして講習に参加すれば、学習内容を把握できるだけではなく、お子さんによっては「こっちの塾がいい」とフィーリングが合う塾を自分で挙げる場合もあります。

転塾する場合は、学習単元を一通り終える5年生の終わりに

新4年生からのスタートであれば、それほど塾の勉強の内容によって差がつくということはありません。入った塾でちゃんと勉強を続けることができれば大丈夫です。勉強していてわからないところが出てきたり、物足りなさを感じたりし始めるのは、大体5年生の中盤です。その場合は、学習単元を一通り終える5年生の終わりで、お子さんのレベルに合った塾への転塾を考えてもよいでしょう。6年生からは総合演習が中心になりますから、転塾によるデメリットはそれほどありません。

まとめ & 実践 TIPS

新4年生からの通塾は、あまり深刻に考えすぎず、親子とも無理なく始められる塾を選ぶことが大切です。
お子さんに合う塾を見つけて、うまく中学受験対策をスタートできるとよいですね。


(著者:森上教育研究所)

プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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