英語4技能、都立高校のスピーキングテストに活路!?【中学受験】

これから中学受験をする予定のお子さまや現在の中学生は、これからどのような英語学習をするとよいのでしょうか。森上教育研究所がお伝えします。

中学校までの英語4技能評価は、都立高校のスピーキングテストに注目

新学習指導要領における英語4技能(聞く・話す・読む・書く)の強化は既定路線ですし、社会全体としてもこの技能を高めることで、国際社会で活躍する人材を育成することを目標としています。
これから中学受験する予定のお子さまや、現在の中学生が4技能を高めていくには、さまざまな方法があるかと思いますが、その一つとして、東京都立高校が入学者選抜試験で実施するスピーキングテストを活用する方法があると思います。

このスピーキングテストは、現在の中学1年生が高校受験を迎える2021年度からスタートします。11月~12月に実施される予定で、中学校の学習の成果を測るため、学習指導要領に沿った内容から出題されます。学習指導要領は、当たり前ですが全国共通です。このスピーキングテストを、全国の自治体で導入するのが良いのではないかと思うのです。実際、東京都は、今後、私立高等学校での活用、他道府県との連携も検討していることを発表しています。

私立中学校の英語教育は、モチベーションアップの行事が肝

一方、私立中学校では、実際の社会で生きた英語を使えるようになることを目指し、生徒のモチベーションとなるさまざまな行事を用意しています。

代表的なものといえば、短期留学でしょう。短期留学は、短い期間ですが<英語漬け>の毎日を過ごすことになるわけですから、当然話したり聞いたりする能力がぐんと上がることになります。加えて、短期留学に向けて「少しでも英語を勉強して準備しておこう」という気持ちも生まれ、それがモチベーションとなって英語学習に積極的に取り組めるという面もあります。

いずれにしても、大学受験にとどまらず、国際化する社会で積極的に英語が使える人材を育成することが急務といえるでしょう。

プロフィール


森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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