人気国公立・早慶上智編 2019年学力を伸ばした学校は?【中学受験】

中学受験の志望校選びでは、学校自体の偏差値はもちろん、入学したあとにどれくらい生徒の学力を伸ばせる学校であるかという視点も重要です。

森上教育研究所では、人気国公立大学と早慶上智の進学実績をもとにそれぞれの学校がどれくらい学力を伸ばしたのか分析を行いました。ぜひ、志望校選びの参考にしてみてください。

中堅では共学校が強く、偏差値が上がると男子校・女子校が増える傾向

ここでいう、「人気国公立大学」とは、東京大・京都大・一橋大・東工大を除く、志願者数が多い大学や地域の代表的な大学を中心とした首都圏の国公立大学のことです。中学校入学後に、そのような大学に合格できるほど、生徒の学力を伸ばした学校を分析しました。 四谷大塚版の偏差値を入り口として、出口となる進学実績で人気首都圏国公立大学と早慶上智でどれくらい合格者を出したかを比べ、学力の伸び幅としています。

たとえば、神奈川大附属は、四谷大塚結果偏差値(中学入学時の入り口偏差値)は55.5ですが、進学実績から算出される高校卒業時の偏差値(出口偏差値)は、71.0で、伸びは15.5ということです。
男子・女子ともにいえるのは、中堅どころである偏差値45以上55未満の学校で実績を出しているのはほとんど共学校ということです。偏差値が55以上になると男子校・女子校という選択肢も増えることになります。

【2019年 学力を伸ばした学校(四谷大塚版)】
 対象校:首都圏全域/私立・国立/男子校・共学校/偏差値45以上60未満
 対象実績:人気国公立大・早慶上智

【2019年 学力を伸ばした学校(四谷大塚版)】
 対象校:首都圏全域/私立・国立/女子校・共学校/偏差値45以上60未満
 対象実績:人気国公立大・早慶上智

森上教育研究所では、「学力を伸ばした学校」の分析を経年で行っていますが、実は登場する学校の顔ぶれはあまり変化がありません。先輩がすでに実績を残している学校ではすでに<良い波>ができあがっていて、後輩もそれに続く校風ができているということなのでしょう。保護者のかたは、こうした進学実績を参考に学校選びを行うと、入学後も安心してお子さまを中学校に通わせることができるのではないでしょうか。

プロフィール


森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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