大学入試改革で今までの受験と何が変わる? 大学入学共通テスト対策はどうするべき?

お子さんが社会に出る5年後、10年後には、社会は大きく変化していると予想されています。様変わりする社会の中で生き抜く力を、小学校から大学までの学校教育を通して子どもたちに身につけてもらうために始まったのが、「高大接続改革」と呼ばれる教育改革です。一連の改革の中で最も注目されているのが、大学入試の変化だといえます。

いち早く新しい大学入試に対応するためには、その傾向をつかむことが大切です。今回は、新大学入試の変更点やその対策を確認してみましょう。あわせて、全国の入試情報を分析している「進研ゼミ高校講座」だからこそできる新大学入試対策もご紹介します。

新大学入試は2021年1月から開始、本格的なスタートは現在の中学1年生から

AI(人工知能)の発達、グローバル化、少子高齢化などが急速に進み、社会は大きく変化し始めています。激しく変化する社会の中では、今まで聞いたこともないような課題や、答えがひとつではない課題が出てくることは想像に難くありません。

これからの時代を生きるお子さんには、そのような課題に対して「なぜこんな問題が起こるのか」「どうしたら解決できるのか」を自ら考える力が求められています。他にも、言語や文化の違う多様な背景を持つ人々とともに働く力や、課題解決に向けて主体的に取り組み続けられる力も必要とされるでしょう。

こうした社会的背景の中で始められたのが「高大接続改革」と呼ばれる教育改革です。

【教育改革のおおまかなスケジュール】
2020年度 小学校で「新学習指導要領」全面実施
      「大学入学共通テスト」スタート
2021年度 中学校で「新学習指導要領」全面実施
2022年度 高校1年生から「新学習指導要領」実施
2025年度 高校3年間を新学習指導要領で学んだ生徒の大学入試初年度

「大学入学共通テスト」を初めて受けることになるのは、現在(2019年度)、高校2年生のお子さんです。現在、中学1年生のお子さんは、高校3年間を新学習指導要領で学び大学受験をすることになる最初の学年、つまり、新大学入試が本格的にスタートする初年度にあたります。

また、学習指導要領の改訂についても、移行措置として前倒しで一部実施が始まっています。「まだ〇年生だから大丈夫」と思わず、広く情報収集を始めるのが新しい大学入試の対策の第一歩といえるでしょう。

多くの先輩を現役合格に導いてきた「進研ゼミ高校講座」は、新大学入試対策にもすでに対応しています。学校の授業や大学入試が大きく変わろうとしている今こそ、ぜひ「進研ゼミ高校講座」に注目してみていただきたいです。ここからは「進研ゼミ高校講座」の教材が具体的にどのように新大学入試対策に役立つのか、大学入試の変更ポイントとともに見ていきましょう。

共通テストで問われる「思考力・判断力・表現力」を鍛えるためにできること

大学入試の改革では、学力の3要素……「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を多面的・総合的に評価することを目指しています。

2020年度からセンター試験に代わって始まる「大学入学共通テスト」では、「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」が問われることになります。また、各大学の個別入試では従来の学力試験に加え、調査書や志望理由書などの出願書類によって「主体性・多様性・協働性」が評価されるケースも増えています。

共通テストの試行調査(プレテスト)では、国語と数学で3問ずつ記述式の問題が出題され、マーク式では一問一答ではなく、正しい答えを複数マークする問題が出されました。さらに日常生活や社会の出来事を意識した問題文や図表やグラフなどの複数の素材から情報を読みとり、それらを関連付けて読み解く問題が多く出題されました。

こうした問題は、ただ公式を暗記しているだけ、一つの解法を覚えているだけでは対処できず、より深い理解と思考が求められます。

記述式をはじめとする、こうした「思考力・判断力・表現力」が問われる問題を解く力を鍛えるためには、同じ傾向のさまざまな問題で演習をくり返すことが大切です。
進研ゼミ高校講座」では、高校1年生から共通テストと同じ形式の演習ができる教材が用意されています。
たとえば、1年生では「大学入学共通テスト対策ワーク&添削」、2年生には「大学入学共通テスト型模試リハーサル」が届きます。これらに取り組むことで、問題の傾向と対策をつかめるようになるでしょう。

さらに心強いのは、赤ペン先生の添削指導です。記述式の解答は、自分では本当に正しいのか、どこか間違っているのか判断しにくいものです。「進研ゼミ高校講座」の赤ペン先生は、正誤の判断基準や記述式問題を解くコツまで、詳しく添削・解説してくれます。この赤ペン先生の丁寧な個別指導によって、一朝一夕には身につかない記述式の問題を解く力を着実に身につけることができるでしょう。

進研ゼミ高校講座」なら英語4技能をバランスよく鍛えられる

新しい大学入試の大きな変更点として注目されているのが、英語で「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を測ることになる点です。

これまでセンター試験では、筆記200点、リスニング50点の配点で、「聞く」「読む」の2技能が問われてきました。共通テストのプレテストでは、リーディング100点、リスニング100点と配点が均等になり、リスニングの配点が大きく上がりました。
さらにプレテストでは、センター試験でみられた単語の意味や発音のアクセント、語句の順序を入れ替えて文章を完成させるような問題は出題されず、読解のみの問題で構成されています。英語でも知識・技能をただ暗記するだけでなく、活用場面を想定した「思考力・判断力・表現力」が問われる傾向が見られます。

さらに、すでに多くの大学が、英語の資格・検定試験を活用することを発表しています。活用方法には、資格・検定試験の一定以上のスコアを「出願資格」とする方法や、スコアを点数化して「加点」する方法などがあります。また、特定の資格・検定試験の受検を指定している場合もあるので、早めに大学のホームページなどで確認しましょう。

大学入試に活用される資格・検定試験の成績は「高校3年生の4月~12月に受験した2回まで」とされていることもあり、今までのようにセンター試験を目指して英語を完成させるのでは間に合いません。できれば、高校2年生のうちに英語4技能を問う資格・検定試験対策を慣れておくのが理想的です。そして、ふだんの学習から「聞く」「読む」「話す」「書く」をバランスよく鍛えるよう意識することも大切です。

このように、前倒しで4技能を学習する必要がある検定対策には、「進研ゼミ高校講座」の英語の活用がおすすめです。「進研ゼミ高校講座」では通常の授業の予習復習のペースメイクや、定期テスト対策だけでなく、なんと追加受講費なしで英語4技能検定に対応した教材や個別サービスがついてきます。

特におすすめなのが、「進研ゼミ高校講座」の「英語4技能対策アプリ」です。このアプリは初回で4技能それぞれのレベルを判定した後、その実力に合ったトレーニングを12段階習熟度別に用意してくれます。
スキマ時間に少しずつトレーニングに取り組むことで、「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の4技能をバランスよく、しかもムリなく伸ばせます。

英語4技能に自信がついてきたお子さんは、検定本番に近い演習ができる「英語4技能検定リハーサルBOOK」に挑戦してみましょう。4技能すべての問題が検定形式に合わせて掲載されているので、4技能の要点をつかむことができます。

さらに英作文を書く力を身につけたいお子さんは、「英語4技能検定リハーサルBOOK」についてくる「ライティング添削課題」に取り組んでみましょう。個別添削指導では、自分が書いた英作文の長所や注意点などを指摘しながら丁寧に添削してくれます。ですので、英作文を書くときのポイントも身につけることができます。

英語を話す力を身につけたいお子さんには、ネイティブスピーカーの講師と一対一で学べる「オンラインスピーキング」がおすすめです。外国人講師と実際に英語を聞いたり話したりすることで、英語の発音にスムーズに慣れることができます。しかも検定実施月は検定専用のレッスンも受けられますので、英語の資格・検定試験前もうまく活用したいですね。

1人での対策が難しい英語4技能ですが、個別サービスが充実している「進研ゼミ高校講座」であればどの力も着実に伸ばすことができるでしょう。

新大学入試では、どのような高校生活だったのかも評価されることに

新しい大学入試では、「主体性・多様性・協働性」を評価するために、高校生活での履歴や、志望理由書なども評価の対象となります。つまり、高校での勉強や課外活動への取り組み、志望する大学・学部・学科に対しての学習意欲などが評価されるのです。

これからの高校生は、毎日の授業や定期テストに確実に取り組むだけでなく、部活や委員会活動、ボランティア活動などの課外活動にも意欲的に参加しながら、大きく変わる大学入試にも対応することが求められます。つまり、受験勉強は高校生活3年間を通して取り組むものと考えた方がよいでしょう。

大学入試改革によって、今の高校生は非常に慌ただしい学校生活を送ることを余儀なくされています。貴重な学校生活を充実させるためには、短時間で効率よくポイントをおさえた勉強方法を見つける必要があります。

そこでおすすめしたいのが、「進研ゼミ高校講座」です。
進研ゼミ高校講座」は、スマホでスキマ時間に勉強できる「予習復習効率UPアプリ」や授業内容の理解・定着に役立つワークで、授業や定期テストの対策に短時間で集中的に取り組むことができるのが最大の特長です。さらに志望大レベル別の受験対策はもちろん新大学入試対策も充実しているので、忙しい高校生の強い味方になってくれるでしょう。

新大学入試対策も「進研ゼミ高校講座」におまかせ!

日々の授業や定期テスト対策に効率よく確実に取り組みながら、新大学入試の対策までフォローされていることが、「進研ゼミ高校講座」が受験に強い理由と言えます。

さらに新大学入試対策に悩む人におすすめしたい理由の一つが、通信教育でありながら個別サポートが充実している点です。わからないところを24時間いつでも質問できる「教科質問サービス」や、進路のプロが最新の進路情報や長年のデータをもとにアドバイスしてくれる「個別進路アドバイス」、受験の先輩に掲示板で相談できる「先輩ダイレクト」など、疑問や悩みがあってもすぐに相談できるサービスが用意されているので、一人だけで悩む必要はありません。

新しい大学入試が始まることで、強い不安を感じている人も多いと思います。「進研ゼミ高校講座」はそんな不安を解消し、現役合格を力強く後押ししてくれます。
これからの高校生が学んでいくことは、大学での学び、そして社会に出てからも生きていくために必要な力の基礎となります。長年、高校生を支え続けてきた実績のある「進研ゼミ高校講座」だからこそできる新大学入試対策を、ぜひ体験してみてください。


2019年11月1日、文部科学省より2020年度(令和2年度)の大学入試における英語民間試験活用のための「大学入試英語成績提供システム」の導入を見送ることが発表されました。

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

子育て・教育Q&A