1年後、あこがれの高校へ!受験生 はじめの一歩【高校受験】

受験生は、まず何をすればいい?

中3に進級したら、いよいよ受験生!
…とはいえ、まだ実感がわかず、「受験生になったら何をすればよいのかよくわからない…」というお子さまは少なくないと思います。
でも、入試本番まで、もう1年を切っています。そろそろ、自分はどんな高校でどんな高校生活を送りたいのか、具体的なイメージを思い描きながら行動を起こす時期です。

1. [高校選び] あこがれの高校を見つけて、合格への近道を探ろう!

心の中では「受験生だから勉強しなきゃ」と思っていても、めざす目標が定まっていないと、なかなかやる気が出ないものです。
まずは、気になる高校について調べてみることから始めましょう。

中3生のお子さまなら、家族や友達から名前を聞いたことがある高校や、中学校の部活の先輩が進学した高校など、気になる高校が少なくとも1~2校はあるのではないかと思います。
その高校が志望校の候補となりそうなら、まずは、その高校のことを調べてみましょう。
お子さまに自分で調べてみるよう促してもよいですし、まずは保護者の方が情報を収集してみてもよいと思います。

<調べ方の例>
・高校のWebサイトを見る
・中学校の先生や、その高校のことを知っている人に聞く
・高校の説明会・見学会などに参加する
・進研ゼミ<高校入試情報サイト>で、その高校に通う先輩の体験談を読む

もし、知っている高校の中で行きたい高校が見つからない場合は、行きたいと思える高校を探してみましょう。

<調べ方の例>
・家族や中学校の担任の先生、進路担当の先生に、どんな高校に行きたいのかを話してみる
・進研ゼミ<高校入試情報サイト>で、エリアや学科、成績などの条件にあう高校を検索してみる
・多くの高校の情報が一度に得られる合同説明会などのイベントに行ってみる

2. [内申点対策] 内申点を上げるためのポイントを確認し、対策に力を入れよう!

入試の選抜資料となる内申点。
都道府県により、何年生の成績から内申点に含まれるのかは異なりますが、どの都道府県の公立高校入試でも、中3の成績は内申点に含まれます。
中3からの内申点対策は、春から夏までの時期から力を入れておき、秋以降は入試問題対策にも取り組めるように進めることがポイントです。

<中2の成績表で、評定の低い教科を再確認!>
中3で成績を伸ばせそうな教科を見つけるために、中2のときにもらった成績表で、評定(1~5の5段階)の低かった教科を確認してみましょう。

<5段階の評定だけでなくA~Cの「観点別評価」にも注目!>
評定が低かった教科は、その教科の「観点別評価」にも注目して確認してみましょう。B、Cになっている観点は、内申点を上げるために意識して頑張ったほうがよいポイントです。

例えば、「関心・意欲・態度」の項目の評価がBやCだった人は、中2のときよりも、以下のようなことを意識的に実践すれば、この項目の評価がUPする可能性があります。

・授業で積極的に手を挙げて発表する
・わからないことなどを授業後に先生に質問する
・提出物に丁寧に取り組み、提出期限を必ず守る
・忘れ物をしないようにする

このように、「観点別評価」が低かった項目について、具体的にどう改善すればよいかを考え、行動に移していくことは、その教科の内申点UPにつながります。
内申点を上げるためには、この一つひとつの観点において、高い評価を得る必要があります。
もし、具体的な改善策がわからない場合は、その教科の先生に相談してみるのも一つの方法です。

3. [本番点対策] 自分の弱点を知り、夏までに克服しよう

数学が苦手、英語が苦手、というように特定の教科に対して苦手意識を持っているお子さまもいると思います。
弱点を克服するためには、地道な努力が不可欠ですが、もう入試本番まで1年を切っている受験生は、時間が限られています。
ぜひ効率がよい方法で弱点を克服し、夏までに基礎固めを完了しておきましょう。

<模試やテストを活用して弱点を発見!>
教科ごとの偏差値や、単元別の得点などが記載されている模試やテストの成績表を活用すると、効率的に自分の弱点を知ることができます。
点数や偏差値が低い教科がどれかをチェックするだけでなく、どの単元や出題テーマで得点が取れていないかなど、単元名や出題テーマについてもよく確認し、復習すべきポイントを絞り込みましょう。
弱点克服のアドバイスが記載されている場合は、その内容も参考に、復習計画を立てて取り組んでいきましょう。

<夏までに弱点をなくす!>
以下は、効率よく確実に学習を進めていくステップの一例です。まずはこの手順を参考に、春のうちから弱点克服に取り組み始めましょう。

1. 間違えた問題は解説を読んで解き方を覚え、解き直す
2. ケアレスミスや間違いのクセを確認
3. わからないところは先生などに聞き、疑問点を残さない
4. 問題集などで弱点単元の類題を繰り返し解き、次のテストでは正解できるようにする
5. 次の模試やテストで解けるようになったか成果を確認

中3の秋から習う内容は、中1・中2で学んだことの応用が多く、秋からは過去問演習に取り組み始めます。夏までに基礎固めを完了していないと、秋以降に苦労することになるかもしれません。

受験生のはじめの一歩をふみ出そう!

あこがれの志望校が決まったら、受験勉強へのモチベーションは、ぐんとUPすることでしょう。
早めに内申点対策や、本番点対策に取り組めば、志望校への合格可能性UPにもつながります。
1年後、あこがれの高校で、思い描いた高校生活がスタートできるよう、ぜひ、後悔しない受験生生活を今からスタートさせてください。

都道府県ごとに異なる高校入試制度を早めに確認しておこう

高校入試の制度は、都道府県ごとに異なります。
都道府県ごとの「内申点」の扱いなどの入試制度については、進研ゼミ<高校入試情報サイト>でチェックしておきましょう。

進研ゼミ中学講座<高校入試情報サイト>
http://www.zemi.jp/k012
ご覧になりたい都道府県を選択し、オレンジ色のボタン「〇〇県 公立高校入試情報」よりご確認ください。

(執筆:「進研ゼミ」高校受験総合情報センター)

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