日本語学ってどんな学問?

世の中にはたくさんの学問があります。どんな内容で、何を学んでいくのか知っておくことは、自分の興味や関心の方向性を探れることはもちろん、進路を決めるために、大いに役立つでしょう。今回は「日本語学」を取りあげます。

 

日本語学とは?

 日本にいれば日常的に話し、小学校から高校まで「国語」としても学んできた日本語。これをさらに詳細に学ぶのが「日本語学」です。世界の言語のひとつとしてどのような位置を占めるのか、外国と比較してどのような文化を形成しているのかなど、「言葉の知識」を超えた研究を行います。

 

 

日本語学ではどんなことを勉強する?

 言葉の仕組みとして文法や表現などを勉強するほか、日本語の変化、言葉そのものの研究を深めていきます。さらに、そのような変化が起きた経緯や現在の状態など、言語を取り囲む文化も広く研究します。

 

 日本語文化の教養を高めることにより、世界に向けて日本文化を発信することも重要な課題です。日本語のみならず外国語の運用能力を高める必要もあります。なお、日本語学を学ぶ学科には、外国人留学生が多いのもひとつの特徴です。私たちよりも日本を客観的に見ることができる留学生たちと議論を交わすことも、とてもいい経験になるでしょう。

 

 

日本語学の講義はどのように設定されているか

 大学により違いはありますが、1・2年次は日本語の音声、文字、表記、語彙、文法など、あらゆる日本語研究の下地となる基礎知識を中心に学びます。3・4年次になると、日本語がかかわる文化、歴史、社会などから対象とするテーマを選択し、さらに専門的な分析を行っていきます。日本語音声学、日本語史などの科目も登場するでしょう。比較のために外国文学や異文化コミュニケーションを学ぶ科目もあります。

 

 

日本語学を学んだ人々の卒業後の進路

 幅広くさまざまな一般企業に就職しているほか、教員、公務員になる人が多いです。海外に出て日本語を教える職に就く、という道もあります。今後、日本に暮らす外国人がさらに増えれば、国内でも日本語教員として活躍する人が増えてくるでしょう。

参考:

日本語学 │ 学問・大学情報 | Benesse マナビジョン

http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/learning/system/010/index.html

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