中学3年間を通じ31%の生徒が学習法をつかめずに悩んでいる。
学年が上がってもどう勉強すればよいのか悩みは減らない
このグラフは、中高一貫校生の秋時点での「英語の学習上の悩み」について学年別に比較したグラフです。データを見ると、中学1年生はもちろん、2年生、3年生でも31%の生徒が「学習法が分からない」「まじめに取り組んでいるのに成績が伸びない」という悩みを持っており、どう勉強すればいいのか、自分なりの成績の上げ方がつかめずに迷いを感じていることがうかがえます。
自分に合った学習への取り組み方は、「学年が上がり学校生活に慣れれば自然とつかめるもの」というわけではないようです。
さまざまな学習法を試して「自分に合った勉強法」を見つけることが大切
まじめに取り組んでいるのに成績が伸びない理由のひとつとして、今の学習法が自分に合っていないということが考えられます。
基本知識は定着しているのに暗記に時間をかけていたり、逆に基礎があやふやなのに難しい演習問題に挑戦し、解けずに時間がかかったりしてはいないでしょうか。
まずは「まじめに取り組んでいる」というその姿勢を認め、がんばっているのに結果が伴わないもどかしさに寄り添ってあげましょう。
そのうえで、保護者の方から見てこうすればうまくいきそうと感じることをいくつか例を出し、お子さまが「これならできそう」というものがあれば結果が出るまで取り組んでみる、それを保護者の方も粘り強く見守ってあげることで、自分に合った学習法を一緒に見つけられると思います。
【中1生のお子さまには】
学習法はひとつに決まったものではないこと、自分に合った学習法に出会えるまで試行錯誤することは良いことだと伝え、迷うときは一緒に探してあげてください。
【中2・3生のお子さまには】
これまでやってきた学習法にこだわりも持っている時期です。今までのがんばりに寄り添いつつ、うまくいかないところは新しいやり方を取り入れてみることも促してあげてください。