マンガ:え? 受験しない? うぃる。 おぐらなおみの「受験うぃる。」~高2編~
++え? 受験しない? うぃる。++
こんにちは、特に思春期のお子さんをお持ちの皆さま、こんにちは!
……荒れてませんか? ふふ、我が家は、あ・れ・て・ま・す♪
ここにきて荒れ放題、親も子も疲弊(ひへい)に疲弊を重ね、ぐったりとしております。
「子どもの心が荒れるときほど成長が進むとき。親はしっかり見守るべし。」
……という言葉があるかどうかはわかりませんが(私が考えました、今)、
頭の中ではわかっていても、なかなか冷静になれないのが人間、そして親。
そんなものではないでしょうか……。
始まりの合図は「ひとり暮らしをしたらかわいい部屋に住みたいな♪」という
まあなんとも夢見がちなムスメのひとことでした。
私もひとり暮らしの経験がありますが、現実ってけっこう大変よ?
雑誌に出てくるようなステキなインテリアの部屋なんてなかなか住めないよ?
みたいな会話をしておりまして。
そのうちムスメが唐突に言い始めたのは「お母さんは勝手だ。」とのひとこと。
これは聞き捨てなりません。いったい、いつ? 誰が? 何を? 何のために??? と
5W1Hみたいなことを問うと「県外だったら国公立」という約束がムスメは相当気に入らない、
ああそうさ! 気に入らないにもほどがあるのさ! ということらしい。
それもこれも成績は下降気味、勉強にも身が入らない、しかし周囲はどんどん受験態勢に。
理数系が苦手分野(まあ英語も苦手らしいですけど)なので、希望する国公立は難しいかも。
ああ、調べてみれば私立ならいくらでも行けるところがありそうなのに!
……まあ「いくらでも」というのは甘い考えだと思いますが、ムスメが一生懸命考えた結果が
このようなものであったようです。
不安なんだろうなあと思います。自分の将来が見えない不安。
だからと言って、親にすべてのものを、ありあまる自由を、自分の都合ばかり考えた人生を、
お膳立てしてもらえるとは思わないでほしい。
受験したくないならしなくてもいいんですよ、本当にそれはそう思ってます。
ただ、それならそれで、今後どう生きるかをもっと真剣に考えなくてはいけないでしょう。
もっと強く言ってしまえば「甘えるのもいいかげんにしなさい!」だ。
まったくもう、そんなこんなで思春期のムスメと暮らすのは、た・い・へ・ん・ですよ……。