中学受験、イクメンが関与するなら女子校より男子校が吉!?

中学受験、イクメンが関与するなら女子校より男子校が吉!?イクメンが話題となり、父親が中学受験に関わる度合いが高くなっているようだ。近年、女子校の学校説明会に父親の参加者が多くなり、土日に父親対象の学校説明会を開催している学校も増えている。とはいえ、男子校の学校説明会における母親の参加者数に比べるとまだ少ない。子どもの性別によって保護者の関わり度は異なるのではないか。受験を終えた保護者を対象に、森上教育研究所が行ったアンケート結果から、森上展安氏が考察する。

 

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回答したのは、有名中高一貫校在籍者の保護者。「あなたのご家庭では、お子さんが中学受験するにあたり、父親はどの程度関わりましたか?」この設問に対し、以下の回答が得られた。

 

【中学受験の父親の関わり度 学校種別】

中学受験の父親の関わり度 学校種別

 

「(1)積極的に協力してくれた」父親は40%程度。「(2)頼めば協力してくれる」父親が45%程度と最も多く、「非協力的[(3)(4)]」な父親は少ない。

 

今回の調査には、子どもの性別による父親の関わり度を分析する目的があった。男子校では「(1)積極的に協力してくれた」47.6%が比較的多い。女子校は「(1)積極的に協力してくれた」が33.3%で比較的少なく「非協力的[(3)(4)]」が20.0%と比較的多いようだ。共学校は「(2)頼めば協力してくれる」が50.0%と比較的多い。

 

この調査から、父親の関わり度は、子どもが男子である場合は高く、女子の場合は低いことがわかる。子どもが息子であれば父親の関わり度が高く、進学後の学校満足度も高くなる可能性がある。一方、父親は娘の受験には積極的に関わらないほうが円滑に進められるとも考えられる。実は、父親が志望校決定権者の家庭では、入学したかった学校に進学した割合が低いという、父親が関わることに否定的なデータがあるのだ。特に娘の受験には、関わり方を工夫する必要があるだろう。

 

出典:子どもの性別による、中学受験への父親の関わり度[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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